◇国内女子◇富士通レディース 初日(14日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6635yd(パー72)◇ 2週前の「日本女子オープン」で1打届かずアマチュアの畑岡奈紗に優勝をさらわれた堀琴音が、今度こその初優勝に向けて好発進を決めた。初日を5バーディ、ノーボギーの「67」とし、2015年8月「meijiカップ」以来となる自身2度目の初日首位だ。

「あの外したショートパットが、今も詰めが甘かったと思う」と、何度も頭にプレーバックするのは、首位で迎えた2週間前のサンデーバックナインのシーンだ。「違和感は特になかったけど、ミスヒットでした」と、11番、12番といずれも70cmほどのパーパットを外し、結果的に悔し涙を流す敗因となった。

「そういったイージーミスをなくしていけばいい」。この日はその反省を活かしてみせた。グリーンを外した最初の1番(パー5)で1.5m、後半17番(パー3)で1m弱のパーパットをきっちりと沈めてボギーを回避。「一番嬉しかった」というノーボギーラウンドにまとめ、選手にとってはどんな傷も癒やす首位の座を確保した。

あの敗戦が20歳に残したものは、悔しさだけではない。「18番まで優勝争いをしたことが初めてだったので、すごく自信になった。少しのミスでめげることがなくなったし、平常心でいられるようなった」。相手がプロかアマかではない、まして年齢も関係ない優勝争いという観点で見つめ直し、精神的な成長を実感した。

本音はもちろん「正直、早く優勝したい」。表情を引き締め、たくましく3日間を走り抜ける。(千葉市緑区/塚田達也)