◇国内男子メジャー第3戦◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(14日)◇狭山ゴルフ・クラブ(埼玉)◇7208yd(パー70) この日のベストスコアとなる「67」をマークしたイ・キョンフン(韓国)は、通算2アンダーとしてリュー・ヒョヌ(韓国)と並ぶ首位に浮上した。この2日間で奪ったバーディ数は120人中4位となる計8個。「とても優勝したいし、調子が良いので自信があります」と、さらりと笑った。

今季は米下部のウェブドットコムツアーに参戦。国内男子ツアーは4週間前の「ANAオープン」から復帰して今週で4戦目となる。米国挑戦初年度は、環境や芝、コースの違いに苦しんだが、レギュラーシーズン最終戦の「ウィンコーフーズ・ポートランドオープン」で初のトップ10となる4位に入り、賞金ランキング78位となった。

「心に残る試合だった」と振り返った、その最終戦。イは最終日最終ホールで6mのイーグルパットをわずかに1センチショートした。もし、イーグルパットが決まっていれば、賞金ランキング75位以内に入れて、岩田寛、キム・キョンテ(韓国)らが出場したウェブドットコムファイナルシリーズ(入れ替え戦)に出場できていたことは、後から知った。「ラインには乗っていたし、あと1センチだったので、とてももったいない気持ちになった」。その場面を思い出すように遠くを見つめた。

悔しさを癒やしてくれたのは、2週間後に母国で行われたナショナルオープン「コロン韓国オープン」だった。ディフェンディングチャンピオンのイは、今年も初日から首位を守って3打差で連覇を達成。「救いの試合になってくれた。自信を取り戻すことができた」と、弾みをつけて日本へと戻ってきた。

韓国オープンと日本オープンの違いを問うと「ピン位置は同じように難しい。でも、ラフは日本の方がはるかに難しい!」と顔をしかめる。だが、母国のナショナルオープンを2度制しているイは、タイトルの重みも十分に知っている。「プレーヤーならみんな一緒だと思うけど、ナショナルオープンは価値が高い。もし今週優勝できればとても光栄なことだと思う」。苦しさの先には、2カ月で2個目となるナショナルオープンのタイトルが待っている。(埼玉県入間市/今岡涼太)