◇国内女子◇富士通レディース 2日目(15日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6635yd(パー72)

30位から出た松森彩夏が8バーディ、ノーボギーの「64」をマーク。通算8アンダーの単独3位に浮上し、首位と1打差に詰め寄った。自己ベストを2打更新するチャージでリーダーボードを駆け上がり、プロ4年目の22歳がツアー初優勝のチャンスを引き寄せた。

今季は3月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を3位に入ったが、その後は優勝争いにからめていない。予選落ちした7月の海外メジャー「全米女子オープン」以降、ロープ外から観察したリディア・コー(ニュージーランド)のプレーを参考にセーフティーなプレーを心掛けたが、強みだった攻めの姿勢を失うマイナス面も生んだという。

「もうちょっと刺激がほしい」。3週間前の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」から1日5バーディのノルマを課し、積極的にピンを狙うかつてのプレースタイルに戻した。この日は、グリーン左サイドにカップが切られた最難度の18番で、ガードバンカーを越えたすぐ先の狭いエリアに2打目を落とし、ピン左3mを決めてバーディフィニッシュ。「キャディに(狙いは)真ん中と言われても、ピンに行っちゃうタイプ。一番いいところにキャリーした」と胸を張った。

2週間前の「日本女子オープン」から使用するオデッセイの『MILLED COLLECTION TX パター DYPE モデル』が、そんな攻めのプレーにフィット。石川遼が9月のテストで好感触を口にした最新モデルで、松森は「フィーリングが合っている」というマレット型(#2M)を採用。前半8番(パー3)ではグリーン手前のカラーから5m、12番では8mを決めるなど24パットに収め、ムービングデーのバーディラッシュにつなげた。

「自分のゴルフをやって、1打1打を焦らずにプレーすることを心掛けたい」。取り戻したアグレッシブなプレーを最後まで貫き通せるかどうかも、初優勝への鍵となりそうだ。(千葉市緑区/塚田達也)