◇国内男子メジャー第3戦◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(16日)◇狭山ゴルフ・クラブ(埼玉)◇7208yd(パー70)

今年の「日本オープン」ローアマチュアに輝いたのは、東北福祉大3年の比嘉一貴。4日間通算6オーバーで14位に入り、5人のアマチュアが決勝に進んだ混戦を制して初タイトルを獲得した。

今年の「日本アマチュア選手権」は2014年大会に続いて2位。14、15年の「日本学生選手権」でも2年続けて2位となった。「悔しい思いをしてきたので、日本オープンこそはと思って臨んだ」と、強い気持ちで挑んだ。

「もっとうれしいのかなと思ったけど、安心の方が今はまだ大きいです。常に(東北福祉大の阿部靖彦)監督や松山(英樹)さんには“絶対獲れ!”とはっぱを掛けてもらっていたし、喜ばせることができて良かった。今日は家族も来てくれたので、その前で見せられて良かった」と、静かな口調に安堵を込めた。

今週は練習ラウンドで大学の先輩である松山、アダム・スコットと一緒に回った。「今までは自分から行くタイプじゃなかったけど、こういう機会じゃないと接することがない」と、スコットに歩み寄り、積極的に話しかける場面もあった。「おかげで(スコットから)声を掛けてくれたりもしたので、それは大きな収穫です」と胸を張った。

松山は「自分が4年前にローアマを獲ったときも大学3年だったと思うので、将来は彼が、僕がいる立場になってくれるとうれしい」と、優勝会見の席で微笑んだ。その松山がギャラリーへのサインを続けていると、最後尾にちょこんと並んでサインを貰ったのは比嘉だった。「毎試合、松山さんに続いてアマチュアでプロツアーを優勝したいと思っている」と、目指す理想は目の前にある。(埼玉県入間市/今岡涼太)