2016年はミドルクラスの価格帯で良作が数多く発表されました。中でも30万円を切るプライスレンジはデザインが幅広く、時計選びを楽しむという点で非常に狙い目です。今回は個性派ウオッチ4本を装着インプレッションと共に取り上げます。

 

ブランドの世界観を身に纏う喜びが得られる

個性派ウオッチが個性派である所以は、ブランドの世界観がわかりやすくデザインされているから。ひと目見たら忘れられないインパクトは、人とは違った時計を身に付けたい人、2ndウオッチとして冒険をしたい人向けだと言えるでしょう。

 

新展開を大いに予感させる装飾インデックス

 

20170112_sugitani_WN02↑グッチ「G-タイムレス オートマティック」21万600円/Ref.YA126468

 

2015年からグッチのクリエイティブ・ディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレが手がけた新たなモチーフをインデックスに採用。緻密なギョシェ装飾が施された文字盤にBee、Heart、Starが踊るユニークなデザインが特徴です。

20170112_sugitani_WN03↑「細かいギョシェと、ストーリー性のあるインデックスは、直径38mmというサイズ以上に存在感。グッチの新しい世界観が楽しめます」

 

懐中時計に通じる意匠を備えた古典

 

20170112_sugitani_WN04↑ティソ「ティソ ヘリテージ 1936」11万8800円/Ref.T104.405.16.012.00

 

懐中時計から腕時計へと本格的に切り替わる時代のスタイルを表現した一本。裏蓋に開閉式のハンタータイプを採用し、ラグはワイヤー溶接を彷彿とさせる形状に。ケースも懐中時計モチーフらしく、直径45mmの大型サイズとなっています。

20170112_sugitani_WN05↑「1936年製の懐中時計に着想を得ているという通り、ボリューム感のあるサイズ。ストラップが細身というギャップもユニークです」

 

名機の伝統を継承した防水時計の限定版

 

20170112_sugitani_WN06↑ゾディアック「スーパー シーウルフ 68 リミテッドエディション」30万7800円/Ref.ZO9505

 

1953年誕生の名機「ゾディアック シーウルフ」の伝統を今に伝える世界限定82本の特別仕様。ケース素材には、経年変化が楽しめるブロンズを採用。クロノメーター仕様の自動巻きムーブメントを搭載した本格派です。

20170112_sugitani_WN07↑「思わず育てたくなるブロンズケースと、1000mもの防水性能。超希少モデルですが、本機の実力は長く使って確かめてみたい!」

 

作り込まれた外装にグレーカラーを採用

 

20170112_sugitani_WN08↑ディートリッヒ「オーガニックタイム-7」21万6000円/Ref.DROT007

 

時計業界を渡り歩いてきたデザイナーのディートリッヒ氏が創業した、新進気鋭ブランドの最新作。グレーPVD処理を施したSSケースに、マイクロビーズブラスト研磨を施し、独特の表情を作り上げています。文字盤に24時間計を備えている点にこだわりを感じます。

20170112_sugitani_WN09↑「筋繊維をモチーフにしたという、有機的な文字盤のエックスシンボルが目を引きます。引き通しベルトは付け替えが容易なだけでなく、装着感も良好です」

 

 

超古典からミッドセンチュリー、そして全くの新発想と、それぞれに個性が際立つデザイン。これらを身に着ければ、視線を集めることは間違いありません。