スウィート・クリスマス!

銃弾をも跳ね返す鋼の皮膚と怪力を持つヒーローの誕生を描く、Netflix×Marvelのドラマ第3弾「ルーク・ケイジ」。今回は本作で主人公を演じる、マイク・コルターにインタビューして参りました!

作品の魅力やマーベルの秘密主義っぷりなどについて、たくさん語っていただいています。



――「ルーク・ケイジ」はどのような物語を描いた作品になるのでしょうか?

マイク・コルター(以下、コルター):ストリート・レベルの正義を追い求める男の物語であり、「ジェシカ・ジョーンズ」と同じく過去から逃れようとする物語でもあります。彼はかつて家族だった者から逃れようとしているんです。

人間は「どんな大人になるのか?」を、幼いころの経験に大きく左右されるものですが、本作では幼いルークが大人になる過程と、スーパーヒーローになる過程が並行して描かれます。

そして、本作の舞台は(ルークの故郷である)ニューヨークのハーレム地区で、これまでの2作品とはスタイルが異なります。ハーレムは、「デアデビル」と「ジェシカ・ジョーンズ」の舞台であり、ニューヨークのメインストリームとも言えるマンハッタンとは違った雰囲気を持った、アフリカ系アメリカ人の豊かな文化を育んでいる土地です。最近また変わってきてはいますけどね。

もちろんハーレムとイコールというわけではありませんが、ヒップホップ・カルチャーなどのハーレムの文化が、音楽やキャラクターを通じて感じられる作品にもなっています。特に本作の音楽のチョイスは、まるで違う世界に入り込んだかのような気分にさせてくれるはずです。


――コミック・ファンが喜ぶようなシーンはどの程度あるのでしょうか?

コルター:コミックのファンが楽しめるシーンは数えきれないほどあります。銃でたくさん撃たれるという定番のシーンもね(笑)。

コミックの通り、ルークは防弾の皮膚を持っていますが、悪党は他の悪党の話をちゃんと聞いてないらしく(ルークを銃で撃つという)、同じミスを繰り返します。「俺は自分でやってみるまで信じないぜ。バン、バン!」、「おい今の見たか? 信じられねぇな」、「よし、今度は殴ってみよう」みたいな感じでね。

そして製作チームはクリエイティブなので、悪党が銃で撃つだけでなく、敵が手を変え品を変えルークの能力を試すシーンがたくさんあります。ルーク自身も把握しきれていない能力が発揮されていく様子は面白いです。

自分はルーク・ケイジが生まれたブラックスプロイテーションの時代のコミックにはあまり詳しくないのですが、製作チームは膨大な知識を持っているので、原作の再現が大量に盛り込まれています。とは言っても、コミックで最初の頃に戦ったスパイダーマンは出てきません。もしかしてネタバレかな? スパイダーマンと戦うシーンもクールだとは思うけどね(笑)。

ともかく、本作はルークとハーレムに焦点を当てた作品ですが、「デアデビル」や「ジェシカ・ジョーンズ」と地続きで、シリーズに登場したキャラクターが顔を出します。


――すでに「ジェシカ・ジョーンズ」の中でも使っていましたが、ルークの決め台詞「スウィート・クリスマス」は登場するのでしょうか?

コルター:たくさん登場します。もちろん、すべての台詞のあとに使うわけではありませんが、やや下品な言葉として、ごく自然に「くそっ」とか「すげぇ」くらいの感覚で使っていますね。

※筆者注:「スウィート・クリスマス」はルーク・ケイジの生みの親アーチー・グッドウィンが、チェスター・ハイムズの黒人刑事ものの小説を参考に、コミック内で罵倒語を使うために作った造語(White Scripts & Black Supermenの動画も参照)。



――「ジェシカ・ジョーンズ」でルーク・ケイジ役に決まった時はどのようなお気持ちでしたか?

コルター:(製作の話を聞いて)初めてルークの(古い)絵を見た時は、おかしな格好の奴だなと思いました。でも、その後に「エイリアス(ジェシカ・ジョーンズが主人公のコミックシリーズ)」でのルークを見た時、これならやれるかなと感じたんです。

それからマーベルに頼んで、マーベルの本部で脚本を読ませてもらいました。彼らの秘密主義は有名ですが、読むときは携帯をオフにさせられ、監視までついたんです。さておき、脚本は非常に共感できる内容で、演じてみたいと思うようになり、オーディションを受ける中で、自分にぴったりのキャラクターだと確信しました。

1カ月くらいして、クリステン(・リッター)と読み合わせ形式でのオーディションに呼ばれたんですが、その時の台本には別のタイトルが書かれていて、キャラクターの名前も違ったんです。でも、自分は「ああ、これはルーク・ケイジだな」とわかりました。

オーディションの後に自分のエージェントへ連絡して、「本当にぴったりな役だった。向こうから連絡があると思う。たぶん、あれはルーク役のオーディションだ」と伝えたんですが、しばらくして予想通りマーベルから連絡があった時に私のエージェントは「ルーク・ケイジという役のオファーがあったんだけど、先方は君を気に入っているし、ぴったりだと思うからぜひやってほしい!」と、まるで何も知らなかったかのような電話をしてきました(笑)。

「それは前に説明しただろ!」と思いましたが、マーベルからの仕事ということで、エージェントもかなり興奮していたんです。


――ルーク・ケイジといえば、コミックではアイアン・フィストが相棒ですが、今後配信が予定されている「アイアン・フィスト」で彼を演じるフィン・ジョーンズにはどのような印象がありますか?

コルター:「ゲーム・オブ・スローンズ」のファンなので、ロラス・タイレルを演じた彼のことは知ってはいたのですが、会う機会はありませんでした。今回のドラマに関連して会えそうなタイミングもあったのですが、スケジュールが合わず、まだ実現していません(※取材時の6月時点)。

ただ、彼の出演する「アイアン・フィスト」も「ルーク・ケイジ」と撮影チームの大部分が一緒なので、彼らが撮影の様子を教えてくれますし、直接電話やメールでのやりとりはしているので、もう家族の一員のような気分でいます。「アイアン・フィスト」は役者も脚本も本当に素晴らしい作品なので、彼と会うのが楽しみです。


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コミックのキャラクター顔負けなボディの持ち主でありながら、スマートで落ち着いた雰囲気のある、とってもすてきな方でした。「ルーク・ケイジ」本編での活躍はもちろん、「ディフェンダーズ」でのアイアン・フィストとの共演も早く見たい!!



Netflixオリジナルドラマ「Marvel ルーク・ケイジ」は9月30日配信開始。

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source: YouTube1, 2

傭兵ペンギン