この計画との関係性を考えのも新たな楽しみ方かと。

シーズン2が待ち遠しい、Netflixのオリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス」は80年代映画のオマージュが満載なのですが……それは映像面に限ったこと。実はストーリー面でも「ある陰謀論」のオマージュ満載なのです。

GeekTyrantが取りあげたTHRILLISTの記事によりますと、今でこそこのドラマは「ストレンジャー・シングス」というタイトルですが、その前はアメリカ政府が生体実験を行なった「モントーク・プロジェクト」にちなみ、「モントーク」という題名で決まりかけていたという話なのです。シーズン1のラストも、その実験の舞台となったロングアイランド島で迎える予定だったのだとか。

それを踏まえると、「モントーク・プロジェクト」から影響を受けたであろう背景がいくつも炙り出されてきます。関係が深そうなものから浅そうなものまで、もしかしたらこれも?というストーリーを12個お届けします。ネタバレ注意でどうぞ。


陰謀論:その1


この計画に参加させられた被験者プレストン・B・ニコルズは、1982年に「The Montauk Project: Experiments in Time」という本を出版しています。彼は当時の記憶を封じられていましたが、それが戻ったことで、計画で実施された時間旅行の実験について(フィクションも交えて?)執筆しました。

世間にとって彼の主張は異様なものに見えましたが、その他の人たちもこの計画に参加していたとが明るみに出たことで真実味が増したようです。被験者と聞いて思い出すのは、イレブンですよね。


陰謀論:その2


1942年10月、アメリカ軍はフィラデルフィアのノーフォーク海軍造船所で極秘の実験を行なう予定でした。これは物資をヨーロッパの連合国へ輸送する時に、船がナチスのレーダーに映らないようステルス化させる実験です。

1955年に起こった陰謀論によると、この時アメリカ軍は実験に成功しただけでなく、事故によりその軍艦を別の時空に飛ばしてしまったのです(おそらく「フィラデルフィア計画」のこと)。この船の内部では大惨事が起こったため計画はこれ以降中止に。ドラマに描かれる裏側の世界は、この船が行った世界にヒントを得て作られたかもしれません。


陰謀論:その3


1988年、アル・ビーレックという男性がかつて「モントーク・プロジェクト」に関わり仕事をしていた記憶が蘇りました。アルという名前ですら植え付けられた偽の記憶で、本名はエドワード・キャメロン。さらに彼は歳を重ねる度に若返っていきました。ですが生涯、アル・ビーレックとして生きることを強いられたのでした。


陰謀論:その4


ビーレックいわく、1940年代にはニコラ・テスラがどうすれば駆逐艦エルドリッジを不可視にできるか考えていたのだそうです。その結果が「フィラデルフィア計画」で、開いたワームホールから船が丸ごと未来に行ってしまったのですが。


陰謀論:その5


ビーレックと彼の兄弟はそのエルドリッジに乗船しており、1983年8月12日のキャンプ・ヒーロー(ロングアイランドのモントークにある基地)に辿り着いたと言っています。

軍はワームホールを使い、エルドリッジに積まれた機器類を破壊する指令を出しており、ビーレックたちはそれを完遂したそうです。だからと言って政府がワームホールを生み出し、未来へ行くことを止めたわけではなかったのだとか。


陰謀論:その6


1970年代には「モントーク・チェアー」と呼ばれる椅子があり、被験者はここに座って超能力を増幅させられていたそうな。

ドラマの中では、研究所のイレブンはモニタリングされるだけだったようですが、感覚を研ぎ澄ませるための水槽はある意味増幅装置かもしれません。


陰謀論:その7


1963年、ビーレックの兄弟ダンカン・キャメロンは超能力者だということが判明し、「モントーク・チェアー」での実験を中心的に行なわされていました。ダンカンは椅子の上では、考えるだけで隠された物体が何か当てることができたと言います。


陰謀論:その8


初期に行なわれた実験のひとつに「The Seeing Eye(見ている目)」というものがありました。これは能力者が他者の頭部や、手の平に乗せられた物体に集中すると、その他者が目で見ているものや耳で聞いているもの、それに肌に感じていることなどを体験することができるという実験です。

驚くことにダンカンは地球上全ての人にアクセスし、彼らが見ていることを見られたそうです。イレブンも他者にアクセスし、あまつさえその声を研究所のスピーカーや学校の無線から流すという能力を見せましたよね。


陰謀論:その9


ニコルズは別の男性の話についても書いています。何人かはポータルより未知なる時空に送られ、彼らは「モントーク・ボーイズ」と呼ばれていました。ニコルズとビーレックが閉ざされた記憶を開きだした頃、他にもキャンプ・ヒーローにいた科学者たちに誘拐されたという人々が現れました。科学者たちは人々を洗脳し、無意識下で命令に応じるコマンドを植え付けようとしていたのです。

おそらくイレブンの前にはワンからテンまで、上記のような子供たちがいたことでしょう。今後彼らが描かれることにも期待したいですね。


陰謀論:その10


ニコルズいわく、彼と他の被験者たちは何度も別の時空に飛び、火星にも降り立ったと主張しています。


陰謀論:その11


なんと! とある時点で彼らは異世界の怪物を召喚しようといていたこともありました。ダンカンはこう証言しています。

私たちはもう充分に実験をしたと考えました。そして誰かが、不測の事態に備えた緊急プログラムを発動し、椅子に座った私に「今がその時だ」と囁いたのです

その瞬間、ダンカンは無意識下の怪物を召喚してしまい、伝送器から巨大で貪欲で汚らしい、毛むくじゃらの怪物が現れたのです。怪物は地下空間の中立点ではなく、基地内に出現してしまい、食べられそうなものは手当たり次第に貪り、視界に入ったものは何でも破壊して回ったのでした。目撃者は何人もいるのですが、全員が怪物について違う容姿を表現するのです。

異世界から怪物? 本当の話であれば恐ろしいことですが、ドラマには違った容姿の生物が登場しましたね。


陰謀論:その12


ニコルズはその怪物が消え去る前に、椅子への電力供給装置を破壊しました。その後、当時の従業員たちは洗脳され、基地の下層階はセメントで埋められたという話です。



ネタ元にするには興味深い話ばかり。これらの信憑性の有無はさておき、製作者ダファー兄弟は多かれ少なかれ、「モントーク・プロジェクト」からの影響を受けて「ストレンジャー・シングス」を構想したことが伺えます。もしかすると、今後何かしらの形で採用されるストーリーも出てくるかもしれませんよね。

では最後に、CHANNEL3Xよりアル・ビーレックがニコラ・テスラについて話す様子をどうぞ。テスラが渡米してからエジソンと仲違いし、JPモルガンが研究を援助した話や、まだ海軍時代のフランクリン・ルーズベルトと出会い、戦争になったら手助けするかと聞かれた話、そして「フィラデルフィア計画」 に至る話などが語られます。



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source: THRILLIST, YouTube via GeekTyrant

岡本玄介