SFホラー・デザインの父、ハンス・ルドルフ・ギーガー。

最近ではアクション・フィギュアにもなってしまった彼の作品は、映画「エイリアン」の世界観及びゼノモーフのデザインが有名ですが、他にもアレハンドロ・ホドロフスキー監督が製作するも頓挫してしまった映画「デューン」、邦画の「帝都物語」、音楽アルバムのジャケットなども手掛けた多彩な人物でした。

今回は、そんなギーガー作品をまとめた動画を見て、彼の悪夢のようで艶めかしいバイオメカニカル・デザインの数々を振り返ってみましょう。残酷な表現もあるので閲覧注意でどうぞ。



こちらはThe Awesomerが取り上げたkaptainkristianの動画でした。

クラシック・ホラーのモンスターと言えば巨大昆虫や半魚人や狼男など、古典的な怪物ばかりでした。しかし、1977年に映画「エイリアン」の監督リドリー・スコットと脚本家ダン・オバノンがギーガーの画集「ネクロノミコン」を見て、エイリアンの造形として「ゼノモーフ」を採用して以降、SFホラー界のデザインは一変してしまったのです。


画集「ネクロノミコン」


建築家で工業デザイナーでもあったギーガーが描くモンスターは、シンプルかつエレガントで美しくも機能的である特徴を兼ね備えています。

ゼノモーフの頭部は人間の頭蓋骨をモチーフに、卵からフェイス・ハガー、チェスト・バスターなど大人になるまでの成長過程が創造されたことも斬新でした。


顔には頭蓋骨が


映画「エイリアン」なしではここまで有名にならなかっただろう、というギーガー。彼が手がけた作品は世界に多大なる影響を与え、今でもエイリアンの前日譚とされる「プロメテウス」やゲームの世界観などに受け継がれています。


source: YouTube via The Awesomer

岡本玄介