あの心やさしいドラゴンを最新技術でもっと身近に。

約40年ぶりにVFX満載でリメイクされたディズニー映画「ピートと秘密の友達(原題:Pete's Dragon)」。孤独な少年を守る心やさしいドラゴン、エリオットのVFXの裏側をWIERDのFX Guideが解説していたのでご覧ください。



これはLaughing Squidが取り上げたFX Guideの動画。

今作は、監督のデヴィッド・ロウリーがニュージーランドで撮影することを強く望んでいたため、同地にスタジオを構え、映画「ホビット」シリーズをはじめとする数々の名ファンタジーでVFXを担当したWeta Digitalと組むことに。



エリオットのデザインはオリジナル版から大幅に変更され、鼻は馬のように長く四角くなり、耳は犬のように垂れ、まるで巨大なペットのような外見に。



エリオットには28ものカスタム毛皮が作られ、それぞれに2000万本の毛が生えているそうです。全て別々にシミュレーションされており、カモフラージュ時は3Dでテクスチャーがプロジェクションされています。



エリオットは感情によってカモフラージュする機能をもつ設定なので、背景のテクスチャーをエリオットの体に写したり、体から透けて見えるようにしたとのこと。また、透明になっている時でも存在を感じさせるため、パーティクルを使用しています。エリオットの移動時に生じる音や木々の動きといったものも、デジタル処理で加えられています。

ビジュアル・エフェクト・スーパーバイザーとしてチームを引っ張ったのは、「ホビット」シリーズから引き続き参加のエリック・セイドン氏。彼は実際に撮影現場にやってきて、ボールとスティック片手に自らエリオットを演じたり、時にはバルーンでつくったドラゴンを使うこともあったそうです。


image by fxguide


VFX相手の演技は大人でも難しい(萎えるという説もあり)と言われていますが、こういった工夫があったからこそ、子供達とエリオットのリアルな共演が実現しているのですね。

映画「ピートと秘密の友達」は12月公開予定です。

(C) 2016 Disney


image by YouTube/WIRED
source: Laughimh Squid, YouTube/WIRED

中川真知子