これでスタープラチナ出してバトルしようぜ!

演者の身体中にセンサーを着けて、電子的に動きをトラッキング/記録するモーション・キャプチャー技術。テレビゲームでも映画でも、今の時代のVFXなら絶対に必要なテクノロジーですよね。

従来なら動いた結果をモニターで確認するしかなかったかと思いますが、ARとは一線を画すミッックスド・リアリティー(MR)を映すHoloLensを使えばこの通り。装着した人の眼前で、モーキャプ真最中のモデリング結果が演者と一緒に動いてくれるのです。



こちらはRoad to VRが取り上げた、今回のソフトの開発者にして3Dテック・アーティストJasper Brekelmansさんによる動画でした。

動画でHoloLensを掛けている長髪の男性がJasperさん本人。自身が起業したアムステルダムのスタジオBrekel 3D社とMotek Entertainment社を掛け持ちで運営している凄い方です。

動画ではコンテンポラリー・ダンスやフラメンコなどの舞踊がキャプチャーされていましたが、これは文化的な見地とリサーチの目的から各種ダンスを記録する「WholoDance」というプロジェクトの現場だそうです。



Jasperさんのような開発者が、 HoloLensを通して実際に踊るモデリングを見られるのはもちろん、同時にXboxのゲームパッドでモデリングの位置なども自由に変更可能。それにモードを変えれば、身体の軸が向いている方向が判ったり、動いた軌跡が可視化されるようにもなります。


踊り方を他者や後世に伝えることができるように、世界トップクラスのダンサーたちに踊ってもらいます


Jasperさんはこの技術の今後について、次のように語っています。

HoloLensはこのような使い方を想定して作られたわけではありませんが、創意工夫しだいでは将来新しい経験ができる可能性をもたらしたのです。

ゆくゆくは、フルパワーのハイエンドGPUを搭載したデスクトップPCと繋いだり、視覚効果を加えたり、3Dキャラクターを視覚化したり、他のスタジオや場所への同時配信など、他のデバイスでもこの技術を試してみたいですね。


HoloLensはポケモンバトル「遊戯王」のカードバトルをリアルにしてくれる、夢のようなゴーグルです。ですが、こんなリアルタイムなモーキャプが可能であれば、近い将来は誰もが新手のスタンド使いになれるんじゃないか……と思いませんか? なのでしばらくは、時が加速するのを待ちましょう。


source: YouTube, Brekel, Motek Entertainment, Wholodance via Road to VR

岡本玄介