そこにiPhoneがあるかぎり、脱獄だって終わらない…。

Apple(アップル)の最新スマートフォンである「iPhone 7」は、ソフトウェアも最新の「iOS 10」が搭載されており、セキュリティ面は非常に堅牢といわれています。Appleは「iTunesを経由せずに非公認のアプリなんて絶対に入れさせない」というスタンスですが、当然ながら、世にはAppleが望んでいる使い方では満足できない人だって少なからずいるわけでして…。

そういうわけで、今でもiPhoneのジェイルブレイク(Jailbreak/脱獄)には、大きな需要があります。そして、iPhone 7の発売から1週間も経過していない先週の時点で早くも、iPhone 7の脱獄に成功したという噂が、世界各所から聞こえてきました!



もっとも有名なものは、この動画のLuca Todescoさんによる発表でしょう。いわゆるルート権限を取得して「Cydia」がインストールされジェイルブレイクに成功した、iPhone 7が公開されています。

また、現在19歳のTodescoさんは、インターネット上では「qwertyoruiop」の呼び名で知られており、iPhone 7で見つかった一連のバグからジェイルブレイクが可能になったことを明かしていますね。


今回は、かなり難しい挑戦となったことは確かだ。iPhone 7では、(セキュリティ面で)正しい方向性へと踏み出された。そうはいっても、100%の完璧なセキュリティレベルではない。世にそんなものは存在しない。


これまでもiPhoneのバグの発見とジェイルブレイクで有名になってきたTodescoさんは、こんな風にコメントしました。

そして、今回はわずか24時間でiPhone 7のジェイルブレイクに成功したと豪語していますよ。ただし、まだその手法の公開にはいたっておらず、一般のiPhoneユーザーにはまだ利用できない状況です。

今後はAppleの反応などを見守りつつ、よりハイレベルなジェイルブレイクに仕上げる取り組みが進められているんだとか。それにともなって、Safariブラウザからワンクリックでジェイルブレイクできるようなサービスさえ、念頭に置かれてもいるようですね〜。


Appleは、iOSをハッキングするいかなるソフトウェアのインストールに対して、強く反対しており、警告を出しています。


いきなりiPhone 7でバグを発見したとするTodescoさんとAppleの間で、どのようなやり取りが水面下で進められているのかを知る由もありません。しかし、あくまでもAppleの脱獄に対する公式なスタンスは、上のようなものであることに変わりはないと強調されていますよ。

とはいえ、堂々と成果を公言するTodescoさんとは別に、すでに中国のハッキングチームがiPhone 7のジェイルブレイクに成功したというリークも流れ始めています。そして本当に恐ろしいのは、絶対にジェイルブレイクの手法を公開したりせず、数々の監視や盗用ツールとして秘かにiPhoneを悪用しまくっている組織の存在だともいわれていますね。

セキュアなiOSであるのに越したことはありません。でも、完全にバグなど存在しないシステムの構築が不可能な以上、今後もいたちごっこは続いていきそうです。


source: Motherboard

(湯木進悟)