今月頭、SpaceX(スペースX)のロケットFalcon 9が、打ち上げ準備中に爆発。なぜ爆発したのか? とにかくそれがわからねば前に進むことができないSpaceX、全力で原因究明に取り組んできましたが、ついに答えにたどり着きました。

SpaceXは、社内調査の結果を発表。これによれば、発火の原因は、Falcon 9の液体窒素システム内にあるヘリウムシステムにできた裂け目にあったということです。調査チームは、爆発事故を起こした時の様子を収めた動画や、爆発後の破片などを集め検証。曰く、大規模なフォルトツリー解析で原因究明にあたったとのこと。SpaceXのFalcon 9は、昨年6月にもCRS-7ミッションで爆発事故を起こしましたが、今回の爆発原因とは関係ないとも発表しています。

原因が判明してほっと一息、とはいきません。爆発事故が今後のSpaceXにどれほど影響を与えるのか…。それは、失ったロケットだけでなく、爆発が打ち上げ台に与えたダメージの程度にもよります。発表ではこの点についても触れられており、事故が起きたケープ・カナベル基地の打ち上げ台も、やはり、かなりの範囲でダメージがでているといいます。

…暗い発表内容となっていますが、悪いニュースばかりではありません。打ち上げ台のコントロールシステムには大きなダメージがなかったうえに、SpaceXのロケットサポートビルは無傷。さらに、液体窒素燃料倉庫、ケロシン燃料倉庫も共に無傷だったということです。けが人もでていませんし、考えようによっては不幸中の幸いだったともいえます。

CRS-7の事故後には、Falcon 9にテコ入れ作業がはいりましたが、今回も同じようにロケットのモデルアップがあるのかはわかりません。SpaceXとしては、なるべく早い復帰=11月には打ち上げを再開したいと考えています。


image: YouTube
source: Space X, Wikipedia

Ria Misra - Gizmodo US[原文
(そうこ)