「イスラエルの2人組がDDoS攻撃を専門に請け負う会社でボロ儲けしている」と報じて2人が逮捕された直後から、セキュリティのジャーナリスト、ブライアン・クレブスさんのブログ「Krebs on Security」が未曾有のDDoS攻撃に遭っています。

その規模は665Gbpsとも520Gbpsとも言われ、従来の記録の倍というもの。Akamai(アカマイ)は2日がんばったけど負荷に耐えきれず、クレブスさんのブログをサーバーから外すという異例の措置をとりました。同社ウェブセキュリティ部門副社長のJosh Shaulさんは本社地元のボストン・グローブ紙に、「こんなDDoSは見たことない」と言っています。

ブログにDDoS撃退サービスを提供していた「Prolexic」も匙を投げてサービスを打ち切りました。


It's looking likely that KrebsOnSecurity will be offline for a while. Akamai's kicking me off their network tonight.

— briankrebs (@briankrebs) September 22, 2016

ブログがアカマイのネットワークから外されたことを告げるクレブスさん。この後、「アカマイとProlexicを責めないでね」とフォロー


しょうがなく、クレブスさんは週明け、Googleグーグル)がジャーナリストに無料でDDoS撃退サービスを提供する「Project Shield」に緊急避難。おかげでサイトは復活し、「DDoS攻撃の検閲には負けないぞ!」と復活を告げる記事も一瞬公開されたのですが、今読もうと思ってアクセスしたら、もうエラーになっていました…orz…。グーグルのShieldをも破るDDoS。すさまじいわ…。

自称「ネットのプルトニウム」と化したクレブスさんのもとには、ニュースを聞きつけた各社からDDoS撃退のオファーがたくさん入ったのですが、頼むと年間15万〜20万ドル(1500万〜2000万円強)もかかるんだそう。「とてもフリージャーナリストひとりで賄える金額ではない」と言っています。

だんだん言いたいことも言えないネットになってしまいますね…と、ここまで書いてから確認したら復活してました、おおおおーやるなあー!


source: Motherboard, DigitalTrends

(satomi)