もうモバイルファーストじゃない。AIファーストですってよ。

Googleが現地時間5日に行ったイベント、Made by Google。目玉となったのはやはり、同社初の純正スマホ「Pixel」「Pixel XL」の発表でした。

そのPixelシリーズにも搭載される音声アシスタント「Google Assistant」ですが、かなりの衝撃でしたよ! むしろ、某ブランドにそっくりな見た目より、こっちが本命といっていいんじゃないでしょうか。

Google Assistantとは、簡単にいうなら進化した音声検索であり、Google Nowの改良版って感じです。何が進化したのかっていうと、人工知能(AI)。これが今までとは比べものにならないほどの出来で、相当苦労したのか、サンダー・ピチャイCEOも思わず「Googleが創設されてからの18年で、最も大変な仕事だった」なんて漏らすほどです。

以下は、中国語を英訳した文章を並べたもの。左端が機械翻訳ですが、いかにもザ・Google翻訳って感じのぎこちなさです。真ん中がAIによって訳されたもので、右端が人間による翻訳となり、微妙な違いはあるもののきちんと意味は通っているし、従来の機械翻訳よりはるかに自然な文体になっているのがわかります。



画像分析だって改善されました。以前は「1頭の熊が泳いでいる」だったこちらの写真が、「2頭の熊が岩の上に座っている」とより正確な描写となりました。よかったね、休んでるクマさん!



賢いAIは、新しく発表されたカメラアプリ「Smartburst」にも応用されています。たとえば、連写した写真の中から、構図や映りが最良の1枚を自動的に選んでくれちゃうんですって。



Google Assistantは、一足早くリリースされたチャットアプリ、Alloや、Amazon Echoの対抗馬であり、音声で家中をコントロールできるコネクテッド・ホーム製品、Google Homeにも搭載されています。要するに、スマホで、家で、みんなが喋れば喋るほどGoogleのAIが賢くなるってことなんですよね。

AIはもう「やがて来る未来」なんかではなく、「今そこにあるもの」っていう時代になりました。もしかしたら、Googleも数年後には「検索の会社」ではなく「AIの会社」っていわれているかもしれませんよ。


William Turton - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)