火星で、「はい、チーズ」。

NASAの火星探査機キュリオシティがアイオリス山のふもとにあるマレイ・ビュートとよばれる丘での調査を完了させました。次の冒険先はこの山をもっと登っていったところなので、登山を頑張らないと...。でもその前にキュリオシティは360度パノラマセルフィーの記念撮影!

この画像は2016年9月17日に撮影されたもので、キュリオシティのロボットアームに搭載されている「Mars Hand Lens Imager(MAHLI)」カメラから撮られた60枚の写真をつぎはぎしたもの。なのでカメラもアームも写真には映っていないちょっと不思議な自撮り写真となっていますが、別に火星人に記念撮影してもらったわけではありません。

写真後ろに見える黒みを帯びた丘はM12。M12はキュリオシティの後ろに見える岩の傾斜から7m突き出ています。これまでの数週間、キュリオシティはこの地域を掘削し、岩を粉上にしてサンプルを集めていました。その際に撮影された数々の写真には素晴らしい火星の岩景色が写っていました。



NASAの科学者たちが、マレイ・ビュート地域でのミッションを終わらせたキュリオシティに与えた次の試練は、さらなる山登りでした。これから2.5kmの上り坂がキュリオシティを待ち受けています。その先にあるのは、次の調査場所である、酸化鉄を多く含む赤鉄鉱が豊富な尾根です。その次に調査することとなるのは粘土を多く含む岩盤です。


2012年8月に着地してから2016年9月まで移動してきた道筋と、これからの移動目標、「Hematite Unit(赤鉄鉱群)」と「Clay Unit(粘土群)」。 image by NASA/JPL-Caltech/Univ. of Arizona


どちらの地域も異なる環境状況から生まれたとみられていますが、赤鉄鉱も粘土も通常は湿り気のある環境から生じるということ。そんなわけで科学者たちが知りたいポイントは、赤鉄鉱地域と粘土地域のそのどちらかがかつて居住可能な環境だったのかどうか。

「我々はアイオリス山のより高い位置、より若い層に向かっていきます」とキュリオシティ・プロジェクト・サイエンティストのAshwin Vasavada氏は発表で述べています。「山付近、そして山での探索に4年かけた今もなお、我々を驚かせる可能性が存在するのです」とのこと。



こちらはNASAジェット推進研究所(JPL)のYouTubeアカウントが公開したマレイ・ビュートからの360度の眺め。マウスでグリグリ視点を動かしてお楽しみください。


image by NASA

source: NASA Jet Propulsion Laboratory, YouTube

George Dvorsky - Gizmodo US[原文]
(abcxyz)