いまだ原因は謎のままですが...。

「食後に具合が悪くなった」という消費者が続出したことを受けて、Soylent(ソイレント)は「ソイレント・バー」の一時的な販売停止を決めました。

これさえあれば他の食料は必要ない...なんていうキャッチコピーつきの「完全栄養食」フードバーによって、これまで激しい腹痛や嘔吐、制御不可能な下痢などの症状を訴えた人、さらには緊急救命室に運ばれた人までいたことが報告されています。

こうした状況を受けてSoylentからコメントが公開されています。まずは、公式ブログに投稿された内容がこちら。

お客様からのご報告を受けてから、我々はただちに問題の原因がソイレントのフードバーによるものなのか調査を開始しました。

これまで原因は特定できておりませんが、飲み物やパウダーなどの他製品には今回の問題が関連していないと思われます


もともとソイレント・バーが発売されたのは、たった1カ月前のこと。Redditのスレッドにバーを食べた後に具合が悪くなった人の投稿が散見されるようになるものの、Soylentは製品の安全性を強調してきました。その際、同社が米Gizmodoに対して明らかにした見解は次のとおり。

我々は今回の報告を受けて消費者の方々から商品を回収し、個々でもいくつか該当製品を食べましたが、その際は何も問題がありませんでした。またさらなる微生物学的試験法も試しましたが、どれも結果は陰性でした。このことから、我々はこのバーの安全性についてきわめて自信があります


ちなみにこの「いくつか個々で該当製品を食べました」という部分について、米Gizmodoの読者からは従業員を案ずる声も。「もし上司に『これ食べて具合悪くなったかどうか後で報告しろ』なんて言われたら...」とか「『ほら見て食べたけどぼくぜんぜん平気だったよ!』って自慢げな子どものよう」なんてコメントも飛び交っていました。

さて話は戻って、Soylentがブログで一転した姿勢を示したのは先週のこと。具合が悪くなった消費者に対して次のような謝罪コメントを掲載しています。


ソイレント・バーを食べたあとにネガティブな経験をされたお客様には、深くお詫びを申し上げます。

お客様からはお買い上げの際に、我々に厚い信頼を寄せていただいています。我々にとって何よりもお客様の健康こそが最優先事項です


ソイレント社の対応方法もいちいち気になるところではありますが、結局のところこの完全栄養食と謳う食べ物の安全性やそれをチェックするFDA査察のプロセスはどうなっていたのでしょうか。さらなる調査が進んでいます。


Hudson Hongo - Gizmodo US [原文]
(Rina Fukazu)