どっち派?

VR! VR! 最近のテック業界はやっぱりなんだかんだでVR! ソニーもMicrosoftもFacebookも、これからのVRに大きな期待をよせています。一方、Appleはちょっと離れたところから静観する構えをとっているようにみえます。さまざまな買収や引き抜き、特許出願でVRに無関心でないことは伺えますが、アグレッシブさはありません。VRに対してAppleがどう感じているのか、ティム・クックCEOのこの一言にすべてが詰まっているのではないでしょうか。「人間のふれあいの代わりになれるものはない」

日本を訪れ、京都から日本語でツイートしていたクックCEOが、ネタ元のBuzzFeed NewsにVRについて語りました。人間の直のふれ合いの代わりになるものはないとしつつ、だからこそ「人はテクノロジーにがんばってほしいと思う」と言うクックCEOが大きく期待しているのは、AR業界。9月のApple発表会でポケモンGOを前面に出していただけのことはあり、今AppleがフォーカスするのはVR業界ではなくAR業界。完全なるあっちの世界ではなく、こっちの世界と重ねて体験できる世界。

インタビューでクック氏が語ったVRとARに感じる違いは、人の関係性の手助けになるか妨げになるかということ。曰く、「VRにも興味深いアプリケーションはあるが、ARほど幅広いテクノロジーではないと考えます」「拡張現実(AR)がぴたりとくるには、まだ時間がかかるでしょう。しかし、それは意味があることだと思う。もし、今、私たちがAR体験をしつつ話をしていたのなら、もっと生産的な会話ができたかもしれません。つまり、この手のものは会話のバリアになるのではなく、組み入れられるようなものの方がいいと思うのです。テクノロジーに望むのは人の関係を拡大させることで、邪魔になることではないでしょう」

まぁ、安易にVR派AR派と二分する問題でもないのでしょうが、あえていうならばAppleはAR派とね。ということで、AppleがVRヘッドセットに乗り出してくることは当分なさそうです。


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source: Buzzfeed

Hudson Hongo - Gizmodo US[原文]
(そうこ)