レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、FWクリスティアーノ・ロナウドとの間に何も問題がないことを強調した。

C・ロナウドは24日のリーガエスパニョーラ第6節ラス・パルマス戦(2−2)で、後半途中に交代でピッチから去る際に憤りを露わに。スペインのテレビ局『クアトロ』は読唇術を駆使して、同選手が交代した直後に「なぜ俺なんだ」「くそったれ」などの暴言を口にしていたことを説明している 。

しかしながらジダン監督は、現役時代の経験からか、選手であれば交代に不満を抱えるのは当たり前との見解を示している。27日に行われるチャンピオンズリーグ・グループリーグ第2節、アウェーでのボルシア・ドルトムント戦の前日会見で、次のように語った。

「すべてが当たり前のことだよ。クリスティアーノの怒りは、別に彼だけが感じることではない。ピッチから下がるすべての選手がそう感じるものなんだ。現在の我々は、明日の試合に向けて意識を集中させている」

「理解できることではないが、こういう状況ということだ。私は選手のために一つの決定を下した。そして次の日には、試合よりもそのことが話題に上るんだ…。こういうもの、ということだろうし、これからも付き合っていかなくてはならない。我々は落ち着いているよ」

「私は馬鹿ではないし、クリスティアーノにはインテリジェンスがある。我々がここにいるのは、同じ目標のためだ」

リーガで2戦連続で引き分けた後に迎えるドルトムント戦については、こう語った。

「マドリーというチームは、良いイメージを与えていると思う。我々は常にプレーに興じ、試合に勝利することを目指している。今度の相手がドルトムントであることは十分に理解しているが、我々はマドリーだ。いつだって勝利を手にするためにピッチに立たなければならない」

レアルは伝統的にドイツでの試合を苦手としているが、システムの変更などは考えているのだろうか。

「システムの変更? それは頭にない。いつもとは異なる試合で、厳しい戦いを強いられるだろう。だが我々は自分たちのサッカーの実践を試みる。良い試合になることを期待しているよ」

「ただ選手たちのポジションについては、試合中にも変更することが可能だ。中盤なら守備的ポジションに2選手、その前方に攻撃的な選手を置くことも、逆の三角形にすることもできる。またプレシーズンには2トップと、中盤に4枚を並べてプレーしたこともあったね…。けれども、私にとって重要なのはシステムではなく、選手たちにほかならない。彼らが各々のポジションで、快適にプレーできることこそが大切なんだよ」

現在のレアルの問題点は、中盤の守備の要MFカセミロが負傷離脱中であることともされる。

「選手の比較は好きじゃない。君たち(記者陣)は好きだろうがね。カセミロは、ほかの全選手と同様に重要な存在だ。我々に負傷をコントロールすることはできないし、早期の回復を願うばかりだ。マドリーには彼の穴を埋められるだけの十分な選手が揃っている。もちろん、厳密に言えばカセミロのポジションの選手ではないがね」

「選手の負傷に対して、我々から何かができるわけではない。プレシーズンにはマルコス・ジョレンテ(アラベスにレンタル移籍)がいて、私は彼がカセミロのバックアッパーになれると考えていた。しかし、最終的には30〜40試合を経験した方が良いということで、クラブとともにに決定を下した」

GKのポジションではケイロール・ナバスが復帰を果たしたが、この試合ではここまでゴールを守ってきたキコ・カシージャスとコスタリカ代表GKのどちらを起用するのだろうか。

「それは明日にわかることだ。今日、その質問に返答することはできない」

「GKたちとはたまに会話を交わすが、彼らは私のローテーションについての考えを理解している。重要なのはその2選手と、加えてルベンも起用可能ということだ。全員を戦力に加えられることは好ましい」

レアルはカセミロのほかDFマルセロも戦線離脱中だが、ジダン監督はDFファビオ・コエントランに全幅の信頼を寄せている。

「マルセロのバックアッパーにはコエントランがいるし、彼はマルセロの穴を埋めること可能だ。ナチョも左サイドバックを務められ、またセンターバックとしてもプレーできる。いずれにしても、第二の左サイドバックはコエントランであり、今は良い調子にあるよ」