ボルシア・ドルトムントは18日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)グループF第3節でスポルティング・リスボンとのアウェーマッチに臨む。今季若手選手を多く起用しているトーマス・トゥヘル監督だが、年長の選手たちに先輩としての特別な役割を与えているわけではないと話している。

負傷離脱者が相次ぐドルトムントだが、14日のブンデスリーガ第7節ヘルタ・ベルリン戦で先発出場した選手たちの平均年齢は22.9歳だった。フェリックス・パスラック、エムレ・モル、クリスチャン・プリシッチと10代の若手がスターティングメンバーに名を連ね、クラブ史上3番目に平均年齢が低いスタメンとなった。

しかし、ドルトムントは本拠地シグナル・イドゥナ・パークで行われたヘルタとの上位対決で勝ち切れず、1−1で引き分けている。また終盤にはモルが相手DFを突き倒し、一発退場となった。トゥヘル監督は試合後、「多くのポジションで経験が足りなかった」と話し、それも苦戦を強いられた要因の一つとして認めている。

スポルティング戦を翌日に控える会見では、取材陣があらためてメンバーの若さに関して質問した。「ピエール=エメリク・オーバメヤン、マリオ・ゲッツェ、ルカシュ・ピシュチェク、香川真司ら年長の選手たちにはより多くが求められるのか」と問われると、同監督は次のように答えている。

「それはどうだろう。そのプレーヤーたちは普段から責任を負ってくれている。練習に臨む姿、プロとしての手本を示してくれていることから、それは見て取れる。自身が持つ才能を活かすことに対する努力、向上心、仕事に対する熱意や献身。彼らには極めて高いレベルでそういうものを示してもらっている」

「だが不運ながら何人かが負傷したからといって、彼らにより多くは求めるべきではないと思う。私の考えでは、そのようなことはあまり役に立たない、余計な荷物になってしまうかもしれないからね。あなた(記者)が挙げた選手たちはいずれにしても普段から責任感が強く、彼らへの負担を増やすことはない」

あくまでも自然体で選手たち一部に先頭に立って行くことを望むトゥヘル監督。24歳とまだ若いもののチーム内では経験豊富な選手のグループに入るゲッツェ、20代後半のオーバメヤンや香川、31歳のピシュチェクらには、若手に対する特別な”先輩意識”を求めてはいないようだ。