ここまで通算100試合以上に渡って、日本代表の前線を支えてきた岡崎慎司が苦難の時期を迎えている。所属するレスター・シティではレギュラーを奪われ、ロシア・ワールドカップアジア最終予選の3戦目イラク戦では、自身が交代した後に劇的な逆転弾が生まれた。

岡崎は以下のように試合を振り返っている。

「ワントップだとまずやるべきことっていうのがなんとなく理解できるというか、自分が点取るために動くのではなくて、割とチームの流れを見ながら自分が動いて、その中で相手の陣形が崩れたときに自分が点を取るタイミングを探すっていうのが自分のこのチームでの生きる道だと思っています。体張るところは体張っていければチームは楽になるし、そういうところでサイドで起点作ったときに自分にチャンスあると思うので。今日はクロスがなかなかなかったですけど、もうちょっと自分が点を取る形もこれから模索していければ。今日の戦い、結構自分のワントップの中ではベースかなっていう。ここから一つ一つやるべきことを増やしていきたいですね。シュート打ったりとか相手の脅威になるようなプレーができればいいかなと思います」

自分の役割を理解しつつある一方で、チームとして課題も感じている。「距離感」を挙げながら以下のように話した。

「人数をかけずに攻める中でも、距離感っていうのが日本の選手の大事なところだと思うし、そういう部分では良い形でできる部分は多かった。そこからじゃあどこで変化していくかっていうのが今の課題かなと思います」

指揮官の求めるスタイルに変貌しようとする日本。しかし、一朝一夕でチームが生まれ変わるのは難しい。同時にイラク戦ではハリルホジッチ監督の言っていたことにとらわれすぎていたと反省の言葉を口にしている。

「監督の言っていることも理解しながら、どう自分たちなりのサッカーに変えていくかっていうところですね。監督は意見も求めてくるし、自分たちがやりたいことを話したりとか、監督が求めていることを話したりとか。もちろん時間も必要だと思うんですけど。ただ、今日の試合なんかにしても、戦い方どうこうよりも、自分たちがデュエルとか基本的なことって言われているけど、逆に自分たちがそれにとらわれすぎて、じゃあ相手のほうが優位なのに行っちゃってかわされるっていうことがあったりとか。自分たちの判断がまだまだいけてないときがありますね。プレスバックして1回固めてからもう1回プレスかけていくとかっていうところの判断とかは、まだまだできてないなと思いますし。ただ、選手同士で距離感とかを作りながら良い形っていうのが増えていきましたね。失点はちょっと残念でしたけど、それ以外ではうまくできたとこもありましたし。やっぱりイラクも強かったので、結構タイトな試合展開になったなっていうか、どっちに転んでもおかしくないような感じだったですけど、あのフリーキックがなければ自分たちが勝ちに持っていけるような試合展開になったと思いますね」

課題を感じながら勝ち点3という結果をつかみ取れたことが今後にとって非常に大きなものになったのは間違いない。岡崎は悩み模索しながら、エースとしての責任を果たすため、11日のオーストラリア戦へと向かう。