ユヴェントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンに何が起きているのか? そう思った人は多いだろう。ユヴェントスの主将は短期間で2度のミスを犯した。不注意のミスとはいえ、チームにとっては深刻な事態となりえる可能性もあった。先日もイタリア代表として出場したスペイン戦で同じく重大なミスを犯している。

ブッフォンの年齢を考慮すれば、トップコンディションを維持できなくなったのではないかと疑う声も多い。しかし、ユヴェントスは批判の的となった主将を頑なに擁護している。

スペイン戦ではキックを空振りしてクリアミス、FWビトロにゴールを許した。ウディネーゼ戦ではMFヤクブ・ヤンクトのゴールシーンで凡ミス。シュートは正面に飛んでいたが、ベテランGKの脇を抜けていった。「ブッフォンも人間だから」とDFレオナルド・ボヌッチは試合後に説明した。

ウディネーゼとの試合中、スタジアムの観客席にはサポーターの横断幕が掲げられた。「スーパーマンでさえクラーク・ケントに戻るときがある。ジジ(ブッフォンの愛称)はいつでも僕らのスーパーヒーローだ」と長年支えてきたキーパーに対してサポートの姿勢を見せている。マッシミリアーノ・アッレグリ監督も「あのミスでチームが目覚めた」と皮肉を交えつつブッフォンを擁護した。

ユヴェントス周辺では、ミスが衰えによるものではなく、過密日程の影響でパフォーマンスが低下しただけであり、通常起こりうるものだと捉えているようだ。ブッフォンは今シーズン、ユヴェントスでは31試合、代表では11試合に出場している。3日ごとに遠征や合宿、試合が続けば、疲労が蓄積し、冷静さを失うこともある。したがって通常の想定内であると考えられるという。

だがブッフォンの採点はウディネーゼ戦の5を加えると、これまでの平均点が5.81まで下がった。18日に行われるチャンピオンズリーグのリヨン戦から挽回を期待したい。

文=Goalイタリア編集部