「試合内容ではオーストラリアに押されるシーンが多かったが」という質問に対し、香川真司は「受け入れるしかない」と口を開いた。

日本代表は11日に行われたロシア・ワールドカップ・アジア最終予選でオーストラリア代表と対戦し、1−1で引き分けた。原口元気のゴールで先制したが、後半にPKを献上して同点に追いつかれてしまった。特に後半はディフェンスラインが下がり、相手に押し込まれ、防戦一方という時間帯も見受けられた。

攻撃の中核を担う香川にとって、受け入れがたい試合だった。だからこそ、現実と向き合い、「受け入れるしかない」という言葉が口をついたのかもしれない。

「(本田)圭佑をワントップに残しながら、中盤がディフェンスラインの選手のところまで下がってしまって。それは分かっていたんですけど、そこから押し上げていくには前線と距離があったし、どうやって攻撃をしていくか(難しかった)。(原口)元気から(浅野)拓磨であったり、サイドを中心にカウンターから2、3本しかチャンスがなく、そこで起点を作るくらいしか攻撃の筋道が見えなかった。大きな課題だと思います」

難敵オーストラリアとのアウェー戦で勝ち点1を獲得した。決して、最悪の結果ではない。しかし、特に後半、ほとんど自分たちの形を作れなかった。勝ち点を得られた事実と、ピッチ上の内容の間で、香川は葛藤しているようだった。

「つまらない戦い方かもしれないけど、地道に勝ち点1を積み上げてワールドカップ最終予選を突破することが一番大事なことだと思う。ただ、チームの進化という意味ではもっともっとやらなきゃいけないことがある。オーストラリアというアジアの中でいいチームに対して、自分たちはもっともっとやらなきゃいけない。そういう意味では物足りなさをすごく感じる」

結果か、内容か――。

「正直、半々なのかと思っています」と話した香川は、今後どのような答えを見つけ出していくのだろうか。