今季はここまで4勝2敗1分と6位につけているマンチェスター・ユナイテッド。ポール・ポグバ、ズラタン・イブラヒモビッチ、ヘンリク・ムヒタリアンら大物を獲得しながらも、思ったように結果が出ないことから、早くも指揮官ジョゼ・モウリーニョには批判が集まっている。だが、同クラブでモウリーニョ監督の薫陶を受けるMFアンデル・エレーラは指揮官について「これまでで最高の監督だ」と『Goal』に語ってくれた。

「モウリーニョの批判に関してはナンセンスとしか言いようがないよ!僕がこれまで指導を受けた中でも最高の監督の一人なのは間違いない。特に毎日のトレーニングが充実していてすごく楽しいんだ。メディアはいつだって数試合取りこぼしただけですぐに全てが終わったように書き立てるし、それは変わらない。今シーズンこそリーガでもトップチームの取りこぼしが目立つけれど、プレミアではそれが日常茶飯事だしこの時点でそんなに心配することではないよ。それにどんなに騒ぎ立ててもモウリーニョには何の影響もないと断言できる。彼は確固たる勝者だし、これからも勝者であり続けるよ。」

また、調子が上がらず控えに回っている主将ウェイン・ルーニーや、今夏加入したベテランFWズラタン・イブラヒモビッチへの批判についても、「それはモウリーニョに関しての報道と全く一緒だよ」と話すエレーラ。ルーニーについては「必ず巻き返すはずだ」と信頼を寄せている。

「記者はいつだってそりゃ大きな虫眼鏡でありとあらゆる悪い点を探そうと必死だからね。でもテレビ画面からだけではわからないところがフットボールには沢山ある。イブラはこの間35歳になったけどまだまだ世界でトップクラスのストライカーだし、ルーニーは僕らのキャプテンだし、信頼しているよ。ルーニーがピッチで違いを生み出せる選手なのは疑いようがないけど、誰がプレーするかを決めるのは監督だ。最近は彼の位置でマタがプレーすることが多いけど、でも現実を見ようよ、それがフットボールっていう物だろ?この世界でピッチに立つことは本当に難しいんだ」

最近では、守備的MFでプレーすることも増えたエレーラが中盤でコンビを組むのは『世界最高額の男』ポグバだ。

「ポグバとのプレーは最高だよ!それに忘れてはいけないのが、僕にはマイケル・キャリックというここ10年間で最も偉大なMFの一人がお手本として近くにいるってことさ。彼からは多くの事を学ばせてもらってるよ。そしてポールはとにかくすごい。フィジカルが桁外れに強くて、両足で強烈なシュートが打てて、ドリブルもできて、ディフェンスもこなせる…。すべてを持ってるってことだね(笑)彼とコンビを組む時、僕はポールから少し後ろの位置にポジションを取って、そこからカバーに回ってボールを奪って、攻撃の起点になるようなプレーを意識しているよ。ただ、モウリーニョの下では、守備だけじゃなくてもう少し高い位置で攻撃色が強い起用もある」

今回のロシアワールドカップ欧州最終予選で初の代表招集となったエレーラだが、ユナイテッドの前指揮官ルイ・ファン・ハールの元では充分な出場機会を得ることができず、それが代表招集への阻害要因となっていたと感じているようだ。

「そうだね、やはりコンスタントに試合に出場できるのは本当に大きいよ。ファン・ハールの時にも、2年間で70試合くらいに出場したし悪くはなかったと思うけど、今は定位置を確保した充実感を感じている。だから、これからもモウリーニョの信頼を勝ち取るためにハードワークを続けるよ」

ユナイテッドは、インターナショナル・マッチウィークの後リヴァプールとの対戦を10月17日、その3日後にはヨーロッパリーグでフェイエノールトとの試合が控えている。代表での刺激的な経験を持ち帰り、より進化したエレーラが見られるはずだ。