ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦(6日)、オーストラリア戦(11日)に臨む日本代表が5日に練習を行った。レスター・シティのFW岡崎慎司が取材に応じている。

日本代表は先月から始まったアジア最終予選で1勝1敗という波乱のスタートを切った。岡崎は6月に行われたボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦での敗北を不調の理由に挙げながら、もう一度チームとしてやるべきことを整理する必要があると語った。

「もう1回チームとして整理して、やっぱり自分たちで変化の強弱をつけるというのが目標ですね。何回も中、中行っても相手は読んできますし、それもありつつ、やっぱりベースとしてはみんなで出入りして、パス出し入れして、タイミングよく出ていくとか、そういう強弱っていうメリハリが大事だと思います。ポジショニングにしても誰かが中に入ってきたら誰かが外に行くとか、そういうところの臨機応変さっていうのが、やっぱりボスニア戦で負けたことによって、やれてた部分がやれなくなったと思うんですよね」

一方で、アウェーで行われたアジア最終予選2試合目のタイ戦で勝利したことによって状況は上向いたと岡崎は考えている。それぞれ選手によってクラブでの立場は様々だが、呼ばれた以上は責任を果たす必要があるとイラク戦に向けて語った。

「アウェーで厳しい戦いでしたけど、ほとんど自分たちが主導権握った試合ができたと思います。もう1回、チームで話し合うきっかけというか、選手同士でもコミュニケーション取る機会が増えているし、監督が言っていることも信頼しながらですね。もちろんチーム状況はいろいろで、国内組は調子良い選手もいっぱいいるし、海外組は結構厳しい状況があります。ただいろんな状況がありながらも、呼ばれた以上は選手がやるべきことをやるっていうのはやっぱり日本代表だと思うし、勝たなきゃいけないっていう中でどうやったら気持ちよくというか、やらされてるんじゃなくて、自分たちのペースでやれるかってところが大事だと思いますね」

また、岡崎個人にとっても今までとは違う意味合いを持った2戦となる可能性がある。直近に行われたタイ戦ではシュトゥットガルトのFW浅野拓磨にスタメンを譲り、90分間ベンチから試合を見守った。さらにクラブでは昨シーズン、優勝を果たしたメンバーでありながら、満足な出場機会を得られていない。しかし、代表で自分の地位を脅かす選手の出現は求めていたことだったようだ。

「個人的には早くそういう選手が出てきてほしいと思っていました。もちろんそういう中で、(金崎)夢生だったり、武藤(嘉紀)だったり、いろんな選手が今までもいたし、大迫もいい調子になってきていますね。そういう意味では、日本代表に関しては選手がどんどん出てくるっていうのは当然のことだと思うし、それがあるから自分も頑張れるというか、自分だけがやらなければいけないってなると、日本代表も窮屈になるわけじゃないですか。だから、いろんなポジションで競争があることによって、誰かがダメだった時に誰かがいるっていう安心感はやっぱり日本代表には必要だと思うし、そういう意味ではその層がどんどん厚くなっていかなきゃいけないと思います。その中で、自分が出たらやるべきことをやらなければいけないし、出ないならチームを盛り上げなければいけないし、そういうふうに今は自分の中の感情っていうのはありますね」

日本代表は同予選初戦のUAE戦でまさかの敗戦を喫した。続くタイ戦に勝利したことで1勝1敗となり、第3戦のイラク戦を迎える。