開幕5連勝中の首位バイエルンが本拠地アリアンツ・アレーナで、ここまで3勝2分けと好調のケルンを迎え撃つブンデスリーガ第6節(10月1日)は、無敗同士の上位対決として大きな注目を集めている。

ブンデスリーガで両雄が激突するのは今回で87回目。通算の対戦成績は41勝22分け23敗と、バイエルンが大きくリードしている。ケルンが最後に勝利を収めたのは10−11シーズンの第21節で、以降の6試合は勝利どころか引き分けにさえ持ち込めていない。

大手ブックメーカー『William Hill」の9月28日時点のオッズに目を向けると、バイエルンの勝利は1.17倍で、ケルンの勝利は13.00倍(ドローは3.40倍)と大差がついている。後者が白星を挙げれば、大きな番狂わせという見立てだ。

バイエルンが下馬評通りの勝利を収めるには、ここまでリーグで2番目に少ない失点数(2)を誇るケルンの堅守を突き崩さなければならない。キーマンは2試合ゴールから遠ざかっているFWロベルト・レバンドフスキだろう。最後の砦として好守を連発しているケルンGKティモ・ホルンの牙城を崩す秀逸なフィニッシュを見せられるか。

おそらくは守勢に回る時間が長くなるはずのケルンにとって、頼みの綱となるのは好調を維持している2トップの存在だ。開幕5試合で4ゴールのアントニー・モデストと2ゴールの大迫勇也は、数少ないチャンスをきっちりとモノにできる決定力を示している。チーム全体での粘り強い守りから、いかに最前線の二人に良いパスを送り込めるかが成否を分けそうだ。

ケルンU−21でGKコーチを務める田口哲雄氏いわく、入団3年目にして「ついに覚醒した」感のある大迫に言及するなら、改めて真価が問われる一戦となりそうだ。2戦連続でスーパーゴールを叩き込んでいるだけでなく、守備ブロックのギャップでパスを受けるボールの収め所としても機能しており、文字通り波に乗っている。

ジェローム・ボアテングやマヌエル・ノイアーら世界最高峰のタレントが後方に君臨するバイエルンを相手に結果を残すようなら、さらなる活躍への弾みがつくのは間違いない

文=遠藤孝輔