サンプドリアのマッシモ・フェレロ会長との意見の食い違いから、チームから隔絶されたアントニオ・カッサーノ。それでも、マルコ・ジャンパオロ監督は変わらずにカッサーノを高く評価している。監督自身が『レプブリカ』のインタビューで明らかにした。

「私が監督に就任してからカッサーノに悪い所などなかった。わざと他の選手よりも厳しく接して、はっぱをかけたことはあったけどね。今でも二人でよく話す。頭がいいから、何でも他の人よりも早く嗅ぎつけるし、サッカーの事もよく理解している。きっと偉大な監督になれるだろうね」

監督の評価とは裏腹に、依然として”ファンタントニオ(カッサーノの愛称)”は蚊帳の外に置かれたままだ。ジャンパオロ監督はこう説明する。「カッサーノの件は私にはどうしようもない。クラブの方針で決まった事で、私は監督をやるだけだ」

2勝4敗1分、サンプドリアの航海は順風満帆とはいえない。ジャンパオロ監督はこう話す。「勝敗の数字だけを見れば厳しいかもしれないが、順位表では射程圏内。あと勝ち点3あれば、危機なんて言葉は出なかっただろうし、好調のサンプなんて言われただろう」

監督はフェレロ会長の信頼をまだ失っていないと考えている。「クラブとして何らかのメッセージを伝えたかったのだと思う。形式的なものだろう。4敗しているわけだから、自分でも理解できるし、しっかり受け止めたい。今はただ前へ進むしかない。最終的に判断材料になるのは結果だからね」