マインツは29日に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループC第2節でアゼルバイジャンのFKガバラと対戦し、敵地にて3-2の逆転勝利を収めた。試合後、マインツのマルティン・シュミット監督はチーム1点目を決めた日本代表FW武藤嘉紀について話している。

ブンデスリーガではベンチスタートが続いているが、すでに2ゴールを記録している武藤。ELでは前節のサンテティエンヌ戦に続く先発出場となった。序盤はセルビア人長身CBボイスラフ・スタンコビッチの激しいマークに苦しんだが、41分にゴールを決め、マインツに先制点をもたらした。

後半、相手にPKを含む2点を許すと、シュミット監督は67分にコロンビア人FWジョン・コルドバ、U-21ドイツ代表MFレヴィン・エズトゥナリを投入。その采配が見事に的中する。コルドバは68分に同点弾を決め、エズトゥナリは78分に勝ち越しゴールを挙げている。

試合後、コルドバやエズトゥナリをスタメンから外した理由について聞かれると、シュミット監督は次のように返答した。

「確かに選手たちへの負担を考慮した。ジョンは(サンテティエンヌ戦以降)最近2試合をフル出場し、レヴィンは3試合をこなしている。それに彼らはサブとしてもインパクトを残せることも分かっていたからね。彼らは2人とも調子が良く、今日もそれぞれゴールを決めてくれている」

右ひざを痛めた様子で84分に負傷交代を強いられた武藤についてはこう続けている。

「ヨッチ(武藤)に先発メンバー入りの順番が回ってきた。最初は相手のフィジカルの強いCBたちに苦しんでいたが、それでも着実にゴールを挙げ、結果を出している。ゴールを脅かす力は確かだ」

「現時点で彼に少し不足しているのは走りとゲームにおける運、もしくは試合勘といったところだ。近いうちに彼がそれらを取り戻せることを願っているよ。負傷の程度がそれほど重度なものでないことを祈りながらね」

武藤は昨夏にマインツに加わり、ウィングとして迎えられるも2015-16シーズン前半戦はセンターフォワードとして7ゴールを記録。後半戦は負傷により、戦列離脱を余儀なくされた。武藤不在時にコルドバがレギュラーの座に定着し、現時点で武藤はコロンビア人ストライカーの"挑戦者"といった立場にある。