復帰が濃厚と見られていたFW大迫勇也の名前はリストに含まれていなかった。

日本サッカー協会は29日、10月に開催されるロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦、オーストラリア戦に臨む日本代表メンバー26名を発表した。その中に、絶好調男の名前がなかったのだ。

大迫はケルンで躍動している。昨シーズン、ブンデスリーガで25試合1得点に終わった悔しさを晴らすかのように開幕戦から出場機会を得ると、第2節からレギュラーをつかんだ。チームメートを活かす献身的なプレーに加え、近2試合では得点をマーク。目に見える結果を出していただけに、代表への復帰も期待されていた。

しかし、蓋を開けてみると大迫の名前はリストになかった。ヴァイド・ハリルホジッチ監督によると、招集を“見送らざるを得なかった理由”があるという。「大迫に関しては、クラブ側に2週間前にリストを提出しなければいけないという制約がありました」と、招集が困難だったと明かした。

「彼はここ3試合で先発を勝ち取り、2点を取りました。数カ月先発で出られない時期があり、ケルンのグループにも入っていませんでした。1年経って、ようやく2点取った、というわけです。しかし、(招集するためには)15日前に海外に連絡を入れなければいけなかった。期限が過ぎた後に活躍し始めたんです」

大迫は昨シーズン、ブンデスリーガで25試合に出場しながら1得点に終わっていた。各クラブへ連絡を入れる段階では、これほど活躍すると予想するのが難しかったようだ。

なお、今後、招集する可能性に関して「このまま点を取り続ければフィジカル的にも面白い」とコメント。一方で「ただし、セカンドストライカーという選択になります。我々のシステムと少し異なる」と、戦術面がネックになってくる可能性を示唆した。

もっとも、「フィットできる可能性はあると思います。A代表でプレーするために何が必要か、彼は分かっているはずですから」と、期待を寄せている。

日本代表は10月6日にホームでイラクと、同11日にアウェーでオーストラリアと対戦。ワールドカップ本大会への切符をつかむために、負けられない戦いに臨む。