シャルケはブンデスリーガ第5節を終えて、勝ち点ゼロで最下位に位置している。開幕5連敗のスタートに、取締役のクリスティアン・ハイデル氏は「我々は残留争いに入った」と語り、怒りを爆発させた。

日本代表DF内田篤人が所属するシャルケは今夏、マインツで長年にわたりゼネラルマネジャーを務めていたハイデル氏をスポーツ部門の取締役として迎えた。また、アウクスブルクをブンデスリーガ1部に定着させた実績を誇るマルクス・ヴァインツィアル監督を招へいし、移籍市場でもスイス代表FWブリール・エンボロを獲得するなど積極的な動きを見せていた。

シャルケはドイツ国内でバイエルン・ミュンヘンに次いで2位の会員数を誇るクラブだ。新シーズンに向けて周囲の期待も当然膨らんでいたが、開幕節でフランクフルトに0−1で敗れると、続くリーグ戦4試合も落とし、どん底に転落。クラブ史上最悪の開幕5連敗を喫している。

25日に行われた第5節で同じく白星を獲得していなかったホッフェンハイムに1−2で逆転負けを喫したあと、ハイデル氏も不満を抑えきれず、次のように発言した。ドイツ『シュポルト1』など複数メディアが伝えている。

「5試合で0ポイントの我々は残留争いに入ったということだ。それを全員が理解していない。いくつかのことに関して、ハッキリさせなければいけない時期となった。何人かは我々がどんな状況なのか整理できていないようだ。(昨季の)ボルシア・メンヒェングラッドバッハが開幕5連敗しながらチャンピオンズリーグ出場権を得られたと話す者もいるが、そんなのは現実からかけ離れた考えだ」

ハイデル氏はチームのメンタリティーを問題視している。

「私はチームに失望している。彼らが話していたことを実行しなかったんだ。前半1−0でリードしながら、(総合走行距離)53キロメートルしか走っていなければ、サッカーについて知識がある誰もが、それが何を意味するか分かるはず。少なすぎるということだ」

「ここは無気力に染まっている。だが我々はそれをもう許さない。すぐにもそれを振り払わなければいけない。(そうできないのなら)ほかの選手がプレーすることになり、無気力な選手はもうプレーしない。働く選手を起用するんだ」

ハイデル氏はさらにシャルケの現状を示すため「最下位の順位表の拡大したプリントをドレッシングルームに貼る」とコメント。「私は残留争いがどれほど難しいのか知っている。チームは経験したことがないので、それを知らない」と続けている。

29日に行われるヨーロッパリーグで、シャルケはレッドブル・ザルツブルクをホームに迎える。欧州の舞台では初戦でニースに1−0で勝った同チームだが、オーストリア王者相手に勝利を得て自信を取り戻したいところだ。