最前線で起用され始めてから本領を発揮しつつあるケルンのFW大迫勇也に、近々クラブが契約延長オファーを提示するかもしれない。ドイツ『キッカー』によると、クラブが本来の実力を見せているアタッカーをチームに残すこと以外は考えられないという。

ケルンを率いるペーター・シュテーガー監督は昨季まで主にワントップを採用し、エースのフランス人FWアンソニー・モデストを最前線に置いていた。そのため、大迫はトップ下やサイドで起用されることが多く、本職ではないポジションに馴染んでいない様子だった。

しかし、今シーズンからシュテーガー監督は大迫とモデストのツートップを採用。大迫は16日のフライブルク戦でのアシストに続き、21日のシャルケ戦では今季初ゴールを決めるなど好調な姿を見せている。『キッカー』も今シーズンに入ってから、大迫はモデストの隣で「輝きを放っている」と評価した。

また同誌はシュテーガー監督のコメントを紹介。先日、大迫を今後は最前線で起用することを明言したオーストリア人指揮官は次のように語っている。

「彼は自分のクオリティーで、結果を残すことができるようになった。我々クラブのみんなはその姿をすごく楽しんでいるよ。彼が大きな才能を持っていることは知っている。だから、このまま続けさせて、今の勢いを維持できるように願いたいね」

以前、決定力が足りないとしてケルンのサポーターから批判の矛先を向けられた大迫だが、シュテーガー監督は常に信じ続けたという。「ユウヤは特別なケースだ」と話しつつ、「彼を何度も擁護したんだ」と振り返ったが、その甲斐があったと感じているようだ。「彼は我々の下にいるベストプレーヤーの1人」とたたえている。

またヨルク・シュマットケGM(ゼネラルマネジャー)も大迫について「ずっと前から彼が優れた選手だということは分かっていた。今は誰もがそれを無視することができないほど明確になったというだけのこと」とコメント。大迫との契約は2017年夏に満了するが、「我々が発表しなくてはならないことがあると考えれば、そうするよ」と新契約については具体的には明かしていない。

だが『キッカー』によると、クラブが大迫に新契約を提示するのは時間の問題だ。これまでシュテーガー監督とシュマットケGMは大迫を度々サポートしてきただけに、ついにポテンシャルを発揮した選手を手放す可能性は低いだろう。