日本代表を率いるヴァイド・ハリルホジッチ監督が、11日に行われるロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のオーストラリア代表戦に向けて前日記者会見を行った。

最終予選が始まって以来、ハリルホジッチ監督は厳しい立場に立たされている。初戦のUAE戦でまさかの敗戦を喫したことで状況が暗転。続く2、3戦目で白星を挙げたものの、特にイラク戦はアディショナルタイムまで同点という苦しい展開だった。山口蛍の勝ち越し弾で3ポイントを加えられたから良かったものの、“綱渡り状態”になっていることは否めない。仮に3戦を終わって勝ち点5を取り逃していれば、責任問題に発展しかねなかった。

実際、メンバー発表会見では報道陣から結果が出なかった際の“責任”を追求され、「笑えない質問があった」と怒りを隠しきれない様子で語気を荒らげるシーンもあった。

この日も批判に関する質問が飛ぶと、「勝利もありましたよね。試合に勝っても批判されます」と不満を示すとともに、「この批判は誇りを持って受け止めます」と皮肉を込めた回答をする場面もあった。

続けて、「移動や時差ボケといった問題がありましたが、48時間後にはほとんど消えているでしょう。トップのコンディションに持っていくことはできないでしょうが、その中でやっていかないといけない。我々は勝ってきたことを誇りに思っています。前回、勇気で勝ちました。日本にとって新しいことだったかもしれません」とコメント。さらに、「何人かの人はまだ日本が一番強いと思っていますが、そうではないです」と、“勝つのが当たり前”という周囲の視線を疑問視し、アジアで勝ち抜くことはもはや簡単なことではないという認識を示した。