フィオレンティーナで輝きを放つMFミラン・バデリに触手を伸ばすACミラン、待ったをかけるのは――。

チェルシーのアントニオ・コンテ監督はフィオレンティーナでプレーするクロアチア人レジスタの事を非常に気に入っているようだ。『Goal』の取材でわかった。10月2日に行われたトリノ対フィオレンティーナ戦でも観客席にその姿が見えた。

トリノのスタディオ・オリンピコに足を運んだのはおそらく偶然ではない。フィオレンティーナのバデリに興味を引かれたためだろう。

だが1989年生まれのバデリに興味を持っているのは、ブルーズ(チェルシーの愛称)だけではない。ミランはチェルシーよりもバデリにずっと早くから注目しており、夏の移籍市場では 1600万ユーロのオファーを出し断られた経緯がある。リッカルド・モントリーヴォの長期離脱の影響で、中盤の選手の獲得を急ぐミランは1月にも移籍を実現させようとしている。

一方、チェルシーには現在、トップチームの空席はほぼない。それどころかセスク・ファブレガスはピッチでなかなか出番が与えられていないし、今季まだ一度も出場していないジョン・オビ・ミケルもいる。

したがって、バデリ争奪戦は今のところミラン有利と見られる。だが、チェルシーの動きには注意すべきだろう。フィオレンティーナはバデリの残留を希望しているとはいえ、来年契約が切れることは把握している。それなりの移籍金が入るようであればオファーを断ることはないだろう。

(文=ニザール・キンセラ/Nizaar Kinsella)