セビージャMFサミル・ナスリは、新天地スペインで完全復活を遂げたようだ。

ナスリはフランスのマルセイユで10代の頃から頭角を現し、2008年に21歳の若さでイングランドの名門アーセナルに加入。その3年後にはマンチェスター・シティに移籍し、2度のプレミアリーグ制覇を経験した。

しかし、その後は相次ぐ負傷に悩まされ、徐々にシティで出場機会を失っていった。そんな中、今夏の移籍市場最終日でセビージャからオファーが届き、1年レンタルでの加入が決定している。

セビージャでホルヘ・サンパオリ監督から絶大な信頼を受けているナスリは、18日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループH第3節ディナモ・ザグレブ戦でも輝いた。90分フル出場した試合で158本のパスを出し、そのうち145本を成功させたのだ。

この数字は、今季のCLでトップに立つ記録だ。ナスリに次ぐのはパリ・サンジェルマンMFチアゴ・モッタ(140本)、セビージャMFスティーブン・ヌゾンジ(117本)、パリ・サンジェルマンMFマルコ・ヴェッラッティ(110本)、バルセロナDFジェラール・ピケ(103本)となっており、ポゼッションを特徴とするバルセロナの選手たちですら、ナスリのパス成功本数には及んでいない。

さらに、セビージャと対峙したD・ザグレブは、試合を通じてチーム全体のパス成功本数が148本だった。ナスリ1人のパス成功本数より、わずか3本多いのみ。このことからも、いかにナスリがセビージャの攻撃の中心として機能したかが明らかになっている。