いよいよ今週から始まるライダーカップ。現地時間28日、記者会見と平行して練習ラウンドも行われ、今年はアメリカ、ヨーロッパ両チームとも選手同士の雰囲気が良く、大接戦になりそうなムードが伝わってくる。

この大会は普段行う個人戦とは違い、チーム戦ならではの雰囲気作りや選手同士の相性などが勝利のカギとなってくる。そういう意味でも練習ラウンドは非常に大切で誰と誰が組むのか、お互いの相性を確かめ合ったり、信頼関係を築く場でもあるのだ。アメリカ、ヨーロッパチームそれぞれの練習ラウンドの模様と選手たちの意気込みを聞いた。

先ずヨーロッパチームは、前回大会のポイントゲッターであるローリー・マキロイ、セルヒオ・ガルシア、ヘンリック・ステンソン、ジャスティン・ローズの4人を分けてルーキーと組ませるか注目になってくる。初日の練習ラウンドではステンソンとローズ、マキロイとガルシアが同組で、2日目はベテラン勢とルーキーを組み合わせている。本番ではどのようなペアリングになるのか注目だ。

また、2009年の全米プロ、ヘーゼルティンナショナルGC(今大会と同コース)で行われた際はマキロイとリー・ウェストウッドは3位タイ、ステンソンとマーティン・カイマーは6位タイに入っている。同コースと相性の良い選手が揃っているのはヨーロッパチームの武器だろう。

ローリー・マキロイ
「経験者として優勝に導くのが私の役目です。アメリカでのライダーカップはヨーロッパでの開催と大きく違います。ルーキーが嫌な思いをせず、楽にプレーできるように助けるつもり。自分のパートナー候補はすでに伝えてあります」

ヘンリック・ステンソン
「このチームのメンバーはお互いをよく知っています。ヨーロッパで何度も一緒にプレーしている仲間なので、チームルームの中の雰囲気もとてもいいですし、ルーキーたちもすぐに溶け込むことができたと思います。昨日から練習ラウンドを行っていますが、ライダー・カップの経験の差はそれほど大きな違いにならないと思います」

ジャスティン・ローズ
「12人のメンバー全員が楽しめる雰囲気作りが、良いプレーをするための条件だと思います。僕たちはやるべきことに集中し、本番でそれぞれが役目を果せば優勝できると信じています。両チーム共に準備に万全を尽くしているので楽しみです」

一方のアメリカチームは練習ラウンド2日間とも組み合わせを変えておらず、ライアン・ムーアとブラント・スネデカー、パトリック・リードとジョーダン・スピース、ダスティン・ジョンソンとマット・クーチャーの3組は変更なし。ジミー・ウォーカーとリッキー・ファウラーはコンビを組みたいとリクエストがあったので、これでフィル・ミケルソンとブルックス・ケプカが組む可能性が出てきた。今回はアメリカ勢の方がグルーピングが固いのかもしれない。

ダスティン・ジョンソン
「優勝しなければいけないというプレッシャーがいつになく大きいとはいえ、いいプレーができれば結果は自ずからついてくると思っています。2012年や2014年を含め、以前の結果は気にしません。過去は過去と割り切っています」

リッキー・ファウラー
「ライダーカップで感じるプレッシャーは、PGAツアーのレギュラーやメジャーとは違います。メンバー、キャプテン、副キャプテン、そして、祖国のために戦うときに感じる重圧は普段よりも大きいです」

フィル・ミケルソン
「大会前の数週間は、一日に何度も電話でタイガーと話しました。長年チームメイトとして何度も一緒に戦ってきたメンバーとしてアメリカ必勝のために、私達の意見を伝えられたことを嬉しく思います。ラブキャプテンは集めた意見や情報を全員に伝えていますし、チームの絆を深めてくれました。タイガーと私はここまでのプロセスに全て関わっています」

選手それぞれのこの大会にかける意気込み、日に日に高め合う結束力、普段とは異なる雰囲気で行われる大会だからこそ毎年いろいろなドラマが生まれる。今年はどのような結末が待っているのだろうか。