速報スーパーチューズデー コラム「大手町から見る米大統領選」(16回目)
日本時間2月6日、スーパーチューズデー開票がほぼ終わりました。このコラムでは結果が出てからゆっくりあーでもないこーでもないと書くつもりだったのですが、こういうのって(特に投票できない私たちには)一種のお祭りなので、午前中から開票結果の速報もどきをしました。(gooニュース 加藤祐子)
CNNの実況中継、ニューヨーク・タイムズ(NYT)など米メディア各社サイトの速報を見ながら、どこかの州が誰かに「当確」と打たれるごとに、更新していきます(投票数の過半数獲得の見通しが立った時点で「当」が打たれる)。
とはいえ、前回のこのコラムで書きましたように、民主党については今日の結果で、クリントン、オバマ両候補のどちらが指名獲得を確実にする、ということはありえないです(ただし、ニューヨークとカリフォルニアの大票田で勝って、クリントン陣営は大喜びのはず)。
一方で共和党は、マケイン上院議員が「圧倒的に有利」という立場に立てるかどうかがかかっていたのですが、ハッカビー候補が予想外に大健闘。マケイン氏が指名獲得を確実にするまでにはまだ時間がかかりそうです(それとも今日の結果をふまえて「ロムニー撤退、マケイン&ハッカビーの正副大統領候補」という、年初以来飛び交っていた予測が実現するのかどうか)。
ちなみに「当確」は州ごとに発表されますが、やはり前回コラムで書いたように、この予備選・党員集会で各候補が競っているのは、「州をいくつ獲得するか」ではなく、「代議員を何人獲得するか」です(代議員とは夏の党大会で、特定候補の支持を表明する役割を担っている)。共和党候補は計1191人以上が必要。民主党候補は計2025人以上が必要。共和党は「勝者の総取り」方式の州もあるが、民主党は全て「得票率に応じて代議員数を分配」方式。なので民主党では今日で一気に候補が決まる、という展開はありえないのです。
<スーパー・チューズデー開票速報で各候補が「勝った」州>
(CNN、AP通信などによる 日本時間7日12:30現在)
(州の位置を地図で見る)
各候補がどの州でどれだけ得票して、代議員の人数をどう分け合ったかは、ニューヨークタイムズのこの一覧が分かりやすいです(ひとつの州で「勝って」いても、代議員の数はほぼ折半、というケースが多いのに注目。特に民主党)。
○ 民主党(代議員計2025人必要)
・ヒラリー・クリントン上院議員(ニューヨーク州選出)
マサチューセッツ(代議員数121人)
ニューヨーク(同281人)
ニュージャージー(同127人)
オクラホマ(同47人)
アーカンソー(同47人)
テネシー(同85人)
アリゾナ(同67人)
カリフォルニア(同441人)
{2月5日に先立ち、ニューハンプシャー、ネバダ、ミシガン、フロリダで勝利}
→獲得した代議員数(推計) 845人(AP)、823人(CNN)、892人(NYT)
・バラク・オバマ上院議員(イリノイ州選出)
ジョージア(同103人)
イリノイ(同185人)
アラバマ(同60人)
デラウェア(同23人)
ノースダコタ(同21人)
カンザス(同281人)
コネチカット(同60人)
ミネソタ(同88人)
アイダホ(同23人)
コロラド(同71人)
ユタ(同29人)
アラスカ(同18人)
ミズーリ(同88人)
{2月5日に先立ち、アイオワ、サウスカロライナで勝利}
→獲得した代議員数(推計) 765人(AP)、741人(CNN)、716人(NYT)
開票中
ニューメキシコ
○ 共和党(代議員計1191人必要)
・ジョン・マケイン上院議員(アリゾナ州選出)
コネチカット(代議員数30人—27人が自動的に勝者に)
デラウェア(同18人—勝者総取り)
イリノイ(同70人)
ニュージャージー(同52人 —勝者総取り)
ニューヨーク(同101人—87人が自動的に勝者に)
オクラホマ(同41人—23人が自動的に勝者に)
アリゾナ(同53人—50人が自動的に勝者に)
カリフォルニア(同173人)
ミズーリ(同58人—勝者総取り)
{2月5日に先立ち、ニューハンプシャー、サウスカロライナ、フロリダで勝利}
→獲得した代議員数(推計) 703人(AP)、680人(CNN)、689人(NYT)
・ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事
マサチューセッツ(同43人)
ユタ(同36人—勝者総取り)
ノース・ダコタ(同26人)
ミネソタ(同41人)
コロラド(同46人)
モンタナ(同25人—勝者総取り)
アラスカ(同29人)
{2月5日に先立ち、ミシガン、ワイオミング、ネバダ、メインで勝利}
→獲得した代議員数(推計) 260人(AP)、270人(CNN)、133人(NYT)
・マイク・ハッカビー前アーカンソー州知事
ウエストバージニア(同30人—18人が自動的に勝者に)
アーカンソー(同34人)
アラバマ(同48人)
ジョージア(同72人—33人が自動的に勝者に)
テネシー(同55人)
{2月5日に先立ち、アイオワで勝利}
→獲得した代議員数(推計) 190人(AP)、176人(CNN)、156人(NYT)
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<これまでの大統領選コラム>
・スーパーチューズデー終わって戦い続く それにしても得票数(17回目 2008.02.06)
・スーパーチューズデー、何がどうなると誰がどうなるのか(15回目 2008.02.02)
・ネットの注目度で大統領が決まるなら、結果はもう圧倒的に… (14回目 2008.01.31)
・「バズ」でジュリアーニ氏敗退 それでもやっぱり得票数が (13回目 2008.01.30)
・アメリカにも「ささやき女将」? 大統領選TV討論でマイクが拾ったあの声は?(12回目 2008.01.26)
・カムバック in ニューハンプシャー! 注目するのは得票数 (11回目 2008.01.09)
・オバマ候補は人種を超えた? しかし人種ならではの危険も (10回目 2008.01.05)
・アイオワはオバマとハッカビー 「やっぱり」と言っていいでしょうか (9回目 2008.01.04)
・支持率急上昇、共和党のハッカビー候補に注目 ダークホースはどこまで走る (8回目 2007.12.02)
・ゴア氏がノーベル平和賞を受賞し、ドキっとするメールが(7回目 2007.10.16)
・ブッシュ米大統領が「民主党候補はクリントン議員」と しかしノーベル平和賞の行方によっては?(6回目 2007.09.25)
・「カール国王」も去った、ブッシュ政権に空席多し 共和党候補への影響は (5回目 2007.09.03)
・ネット使った票バーターが合法なら誰に有利だ?(4回目 2007.08.12)
・YouTube討論その後 民主党は対立激化、共和党はネット音痴を…(3回目 2007.08.04)
・YouTube討論会、何はともあれ面白かった(2回目 2007.07.25)
・大手町から見る米大統領選、コラム開始 まずは登場人物紹介から (1回目 2007.07.20)
とはいえ、前回のこのコラムで書きましたように、民主党については今日の結果で、クリントン、オバマ両候補のどちらが指名獲得を確実にする、ということはありえないです(ただし、ニューヨークとカリフォルニアの大票田で勝って、クリントン陣営は大喜びのはず)。
一方で共和党は、マケイン上院議員が「圧倒的に有利」という立場に立てるかどうかがかかっていたのですが、ハッカビー候補が予想外に大健闘。マケイン氏が指名獲得を確実にするまでにはまだ時間がかかりそうです(それとも今日の結果をふまえて「ロムニー撤退、マケイン&ハッカビーの正副大統領候補」という、年初以来飛び交っていた予測が実現するのかどうか)。
ちなみに「当確」は州ごとに発表されますが、やはり前回コラムで書いたように、この予備選・党員集会で各候補が競っているのは、「州をいくつ獲得するか」ではなく、「代議員を何人獲得するか」です(代議員とは夏の党大会で、特定候補の支持を表明する役割を担っている)。共和党候補は計1191人以上が必要。民主党候補は計2025人以上が必要。共和党は「勝者の総取り」方式の州もあるが、民主党は全て「得票率に応じて代議員数を分配」方式。なので民主党では今日で一気に候補が決まる、という展開はありえないのです。
<スーパー・チューズデー開票速報で各候補が「勝った」州>
(CNN、AP通信などによる 日本時間7日12:30現在)
(州の位置を地図で見る)
各候補がどの州でどれだけ得票して、代議員の人数をどう分け合ったかは、ニューヨークタイムズのこの一覧が分かりやすいです(ひとつの州で「勝って」いても、代議員の数はほぼ折半、というケースが多いのに注目。特に民主党)。
○ 民主党(代議員計2025人必要)
・ヒラリー・クリントン上院議員(ニューヨーク州選出)
マサチューセッツ(代議員数121人)
ニューヨーク(同281人)
ニュージャージー(同127人)
オクラホマ(同47人)
アーカンソー(同47人)
テネシー(同85人)
アリゾナ(同67人)
カリフォルニア(同441人)
{2月5日に先立ち、ニューハンプシャー、ネバダ、ミシガン、フロリダで勝利}
→獲得した代議員数(推計) 845人(AP)、823人(CNN)、892人(NYT)
・バラク・オバマ上院議員(イリノイ州選出)
ジョージア(同103人)
イリノイ(同185人)
アラバマ(同60人)
デラウェア(同23人)
ノースダコタ(同21人)
カンザス(同281人)
コネチカット(同60人)
ミネソタ(同88人)
アイダホ(同23人)
コロラド(同71人)
ユタ(同29人)
アラスカ(同18人)
ミズーリ(同88人)
{2月5日に先立ち、アイオワ、サウスカロライナで勝利}
→獲得した代議員数(推計) 765人(AP)、741人(CNN)、716人(NYT)
開票中
ニューメキシコ
○ 共和党(代議員計1191人必要)
・ジョン・マケイン上院議員(アリゾナ州選出)
コネチカット(代議員数30人—27人が自動的に勝者に)
デラウェア(同18人—勝者総取り)
イリノイ(同70人)
ニュージャージー(同52人 —勝者総取り)
ニューヨーク(同101人—87人が自動的に勝者に)
オクラホマ(同41人—23人が自動的に勝者に)
アリゾナ(同53人—50人が自動的に勝者に)
カリフォルニア(同173人)
ミズーリ(同58人—勝者総取り)
{2月5日に先立ち、ニューハンプシャー、サウスカロライナ、フロリダで勝利}
→獲得した代議員数(推計) 703人(AP)、680人(CNN)、689人(NYT)
・ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事
マサチューセッツ(同43人)
ユタ(同36人—勝者総取り)
ノース・ダコタ(同26人)
ミネソタ(同41人)
コロラド(同46人)
モンタナ(同25人—勝者総取り)
アラスカ(同29人)
{2月5日に先立ち、ミシガン、ワイオミング、ネバダ、メインで勝利}
→獲得した代議員数(推計) 260人(AP)、270人(CNN)、133人(NYT)
・マイク・ハッカビー前アーカンソー州知事
ウエストバージニア(同30人—18人が自動的に勝者に)
アーカンソー(同34人)
アラバマ(同48人)
ジョージア(同72人—33人が自動的に勝者に)
テネシー(同55人)
{2月5日に先立ち、アイオワで勝利}
→獲得した代議員数(推計) 190人(AP)、176人(CNN)、156人(NYT)
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<これまでの大統領選コラム>
・スーパーチューズデー終わって戦い続く それにしても得票数(17回目 2008.02.06)
・スーパーチューズデー、何がどうなると誰がどうなるのか(15回目 2008.02.02)
・ネットの注目度で大統領が決まるなら、結果はもう圧倒的に… (14回目 2008.01.31)
・「バズ」でジュリアーニ氏敗退 それでもやっぱり得票数が (13回目 2008.01.30)
・アメリカにも「ささやき女将」? 大統領選TV討論でマイクが拾ったあの声は?(12回目 2008.01.26)
・カムバック in ニューハンプシャー! 注目するのは得票数 (11回目 2008.01.09)
・オバマ候補は人種を超えた? しかし人種ならではの危険も (10回目 2008.01.05)
・アイオワはオバマとハッカビー 「やっぱり」と言っていいでしょうか (9回目 2008.01.04)
・支持率急上昇、共和党のハッカビー候補に注目 ダークホースはどこまで走る (8回目 2007.12.02)
・ゴア氏がノーベル平和賞を受賞し、ドキっとするメールが(7回目 2007.10.16)
・ブッシュ米大統領が「民主党候補はクリントン議員」と しかしノーベル平和賞の行方によっては?(6回目 2007.09.25)
・「カール国王」も去った、ブッシュ政権に空席多し 共和党候補への影響は (5回目 2007.09.03)
・ネット使った票バーターが合法なら誰に有利だ?(4回目 2007.08.12)
・YouTube討論その後 民主党は対立激化、共和党はネット音痴を…(3回目 2007.08.04)
・YouTube討論会、何はともあれ面白かった(2回目 2007.07.25)
・大手町から見る米大統領選、コラム開始 まずは登場人物紹介から (1回目 2007.07.20)
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