オバマ新大統領の就任式、刻一刻ブログ形式で <特集・オバマのアメリカ>
現地時間1月20日正午(日本時間21日午前2時)、バラク・オバマ氏がアメリカの第44代大統領に宣誓就任しました。「アメリカの約束を再生 (Renewing America's Promise)」をテーマにしたこの歴史的な日の刻一刻について、CNNやBBCの中継を観ながら、日本時間20日夜からブログ形式でリポートしました(新しい既述が上に来ています)。以下、時間は現地時間です(筆者の手元時計によります)。(gooニュース 加藤祐子)
・午後6時、ワシントンもすっかり日没。オバマ夫妻、バイデン夫妻は北庭の閲覧スタンドにずっと立って、ハワイの高校のマーチングバンドなど、各州各地からのパレード参加者を歓迎。音楽に乗って楽しそうではあるが、さすがに寒そうでもある。
遅くなりましたが、就任演説を急ぎ、全文翻訳しました。行進はまだ続いていますが、これでこのリポート更新はいったん終わりにします。
・午後5時55分ごろ、各メディアによると、昼食会で倒れたケネディ上院議員は意識ははっきりしているとのこと。
・午後4時56分、オバマ大統領一家、ホワイトハウス北庭に到着。閲兵スタンドが設置されており、行進全体の到着をここで待ち受ける。
・午後4時53分、バイデン副大統領一家、ホワイトハウス北庭に到着。
・午後4時27分、オバマ夫妻が再び車外に。手をつないで歩き始める。
CNNによると、車列の最先頭を先導しているバスは「ローザ・パークス・バス」と呼ばれているバス。ローザ・パークスさんが人種差別と戦ったバスのレプリカだという(人種隔離が横行していた南部アラバマ州モンゴメリで1955年、バス後部の黒人座席に移るよう運転手に命令されても、当時42歳のローザ・パークスさんはこれを拒否し、逮捕された。これを機に、モンゴメリでバス不乗運動が始まり、これが大きな公民権運動のきっかけとなった)。
・午後4時11分、オバマ夫妻がリムジン車内に戻る。
CNNのコメンテーターは、沿道の左右に連邦政府系の建物が多く並ぶ区間を、シークレットサービスが徒歩用に選んだのではないかという見解。
バイデン副大統領は歩き続けている。満面の笑みで楽しそう。
・午後4時4分、オバマ夫妻がリムジンを降り、歩き始めた。ちょうど議事堂からホワイトハウスへの中間地点ぐらいの、ペンシルベニア通り。前後左右を多数のシークレットサービスに(やや遠巻きに)囲まれながらではあるが、晴れ晴れとした表情で、左右の沿道に集まった支持者に手を振っている。バイデン夫妻もその少し後ろを歩いている。途切れなく、悲鳴のような大歓声。
・午後3時40分、V字列の白バイ隊に先導されるリムジンの車列はペンシルベニア通りを、牛歩のペースで進行中。沿道のあちこちから悲鳴のような歓声。黄色い服のミシェル夫人が車内から手を振っているのは、テレビ画面でも見える。
・午後3時20分、連邦議会議事堂前から、パレード開始。大統領夫妻、副大統領夫妻の前を、マーチングバンドや、独立戦争時代の軍服の鼓笛隊や部隊などが先導。両夫妻はまずはリムジンに乗り、議事堂を離れる。
ちなみに大統領専用のリムジンは最強装備の新車で、シークレットサービスは「The Beast (野獣)」と呼んでいるのだそう。ナンバープレート「USA 1」とある。
・午後2時40分ごろ、オバマ大統領が昼食会の閉会であいさつ。これに先立ち、CNNが「昼食会中に上院議員ひとりが倒れた」と速報していたが、オバマ氏のあいさつ冒頭で倒れたのは民主党のエドワード・ケネディ上院議員だと明らかに。
大統領は議員たちへの挨拶で「みな協力しながら、国民の信託に応えて行きましょう」と。
・午後1時半すぎ、オバマ夫妻とバイデン夫妻が昼食会に到着。ペロシ下院議長の開会のあいさつによると、議会の就任式公式サイトで最多アクセスを獲得したのが、この昼食会のメニューページだったとか。
・午後1時すぎ、議事堂内の「Statuary Hall」で開かれる議会昼食会には約200人が参加。オバマ新大統領の到着を待つ会場の様子を映すCNN映像によると、ジョン・マケイン夫妻はなんと、ラーム・エマニュエル新首席補佐官の隣の席!
・午後1時すぎ、議会内で「オバマ大統領」として初めて署名。ちなみに新大統領は左利き。
・午後12時55分、オバマ新大統領夫妻に見送られ、ブッシュ前大統領夫妻が海兵隊ヘリで連邦議事堂を後に。ブッシュ夫妻はこのヘリでアンドリューズ空軍基地へ向かい、そこから地元テキサスへ帰郷。乗るのはいつもなら「エアフォース・ワン」と呼ばれる大統領専用機だが、このときばかりは「前大統領」なので「Executive One(エグゼクティブ・ワン)」と呼ばれる。海兵隊のヘリも、通常は「マリーン・ワン」だが、このときばかりは「Executive One」と呼ばれる。オバマ新大統領夫妻、バイデン副大統領夫妻はこれから、連邦議会で議会関係者と昼食会。
・午後12時40分ごろ 全員で国歌「Star-spangled Banner」を斉唱。閉会。
・午後12時35分ごろ かつてキング牧師と共に公民権運動を戦ったジョセフ・ラウリー牧師が閉会の祈り。「この山の頂から私たちはこれから降りて行きます。神よ、この友情と仲間意識を持ち続けられますように、家族の連帯を維持できますように」
・午後12時半ごろ、詩人エリザベス・アレキサンダーが新大統領に捧げる詩を朗読。
・午後12時28分、演説終わる。
ひとまず、英語全文はこちらにアップしました。これから急いで日本語訳します。
イスラム諸国やそのほかの国々に友好と協調を呼びかけると共に、「アメリカよ! これから大変な努力が要求されるが、私たちアメリカ人は決して諦めないし、ひるまないし、必ずや歩き続けるのだ」と国民に努力を求める、ある意味で厳しい内容の演説だった。
引用したのがキング牧師でもリンカーン大統領でもなく、ワシントンで、かつその言葉を欠いたのは独立戦争を思想的に支えたトマス・ペインだったのが印象的。
・午後12時6分、就任演説が始まる。
・午後12時5分、オバマ大統領、宣誓。
正しくは、
"I, Barack Hussein Obama do solemnly swear that I will faithfully execute the office of President of the United States, and will to the best of my ability, preserve, protect, and defend the Constitution of the United States."
「私、バラク・フセイン・オバマは、アメリカ合衆国の大統領という職務を忠実に執行し、できる限り最大の努力をして、合衆国憲法を維持し、保護し、守ることを誓います」
——なのですが、「execute the office of President faithfully」と最高裁長官が語順を間違って言ってしまったので、その後に続いて繰り返すべきオバマ氏が「えっ?」という顔で少し笑い始め、仕方ないなという感じで「execute the office of the President of the United States faithfully」と復唱。
・午後12時1分 ホワイトハウス公式サイトもこの時点から、オバマ政権に移行
・正午 CNNによると宣誓を待たずして、正午をもって、「バラク・オバマ大統領」が誕生。
・世界的チェリスト、ヨーヨー・マとイツァーク・パールマン、クラリネットのアンソニー・マギル、ピアノのガブリエラ・モンテロによる演奏。
・午前11時58分、ジョー・バイデン新副大統領が宣誓し、就任。
・午前11時53分、ソウルの大歌手アリーサ・フランクリンが「My Country 'Tis of Thee」を熱唱。これはアメリカ人なら誰でも歌える愛国歌だが、元は英国歌「God Save the Queen (God Save the King)」の歌詞を変えたもの。「God Save the Queen(神よ女王を救いたまえ)」という部分を「Let freedom ring!(自由を鳴り響かせよう!)」と変えているのが、特徴的。
一番の歌詞は「My country 'tis of thee, sweet land of liberty, of thee I sing/ land where my fathers died, land of the pilgrims' pride/ From every mountainside, let freedom ring (私の国よ、あなたのことです。自由の素晴らしい国、あなたのことを私は歌います。父たちが命を落とした土地、ピルグリムたちの誇りの国。あらゆる山々から、自由を鳴り響かせよう)」
・午前11時48分、開会の祈りは、カリフォルニア州オレンジ郡のリック・ウォーレン牧師。「アフリカ移民の息子が最高指導者になれるこの国に生まれて、私たちはなんて幸せなんでしょう。キング牧師はいまごろ、勝利の声を上げているはずです」と。「神よ、私たちをお助けください。私たちはアメリカ人です。私たちは民族や宗教で結びついているのではなく、自由を愛する心で結び付いているのです」。「神よ、お助けください。私たちが謙虚に行動できるように。私たちがもっと公平で平和で豊かな国、平和で豊かな惑星のために皆で努力できるように」と。そしてそこから、「主の祈り」に。
・午前11時43分、「みなさん、次期大統領バラク・H・オバマです」というアナウンスと共に、オバマ氏が入場。議事堂前から約3キロまっすぐに続くナショナル・モールは人と星条旗の海。
・午前11時42分、上下両院院内総務と両院議長が入場。
・午前11時39分、バイデン次期副大統領が入場。
・午前11時36分、ブッシュ大統領夫妻が入場。大統領を迎えるたえの曲「Hail to the Chief」がブッシュ氏のために演奏されるのは、これで最後となる。
・午前11時27分、オバマ夫妻の娘たち、マリーアちゃんとサーシャちゃんがおばあさまと入場。マリーアちゃんは明るい紺のコートに黒いマフラー。サーシャちゃんはピンクのコートにオレンジのスカーフ。
・午前11時21分、カーター夫妻、父ブッシュ夫妻、クリントン夫妻と、元大統領夫妻たちが続いて入場。国務長官となるヒラリー・クリントン氏はビル・クリントン氏と共に入場。クリントン夫妻の入場に大拍手。「クリントン国務長官」は今日にも上院承認される見通しだったが、共和党議員がひとり異議を唱えたため、持ち越しに。
・午前11時11分、元副大統領夫妻たちが入場。アル・ゴア夫妻も。
・午前11時9分、新政権の閣僚予定者たちが入場。
・午前11時3分、宣誓を司式するジョン・ロバーツ最高裁長官が会場入場。
・午前11時すぎ、オバマ氏とブッシュ氏、連れ立って連邦議事堂に到着。控え室代わりの、上院ダイニングルームに。
・午前10時49分、ブッシュ大統領とオバマ次期大統領が連れ立ってホワイトハウスを出て、リムジンに同乗し会場へ出発。
・午前10時45分、「コーヒー」を終え、まず現と新副大統領夫人、現と新大統領夫人、現と新副大統領がそれぞれ2人ずつリムジンに同乗し、議事堂前の会場に向かう。チェイニー副大統領は、「引っ越し作業中に段ボール箱を動かそうとして腰を痛めた」とかで、車椅子。
・午前10時40分ごろ、上院幹部たちが会場に入場。大手術後で療養中のエドワード・ケネディ上院議員の姿も。
・午前10時半、下院幹部たちが議事堂前の会場に入場。続いて各自治体の首長や各国政府のお歴々などが入場。
・午前10時すぎ、招待客が次々と議事堂前の会場に入場。CNNのカメラががとらえた著名人の中には、元ボクシングチャンピオンのモハメド・アリ氏、俳優ダスティン・ホフマン氏、スティーブン・スピルバーグ監督など。
・午前9時55分、ブッシュ夫妻の待つホワイトハウスに、オバマ夫妻が到着。ミシェル夫人がローラ夫人に何か包みのプレゼントを手渡す。両夫妻ともとてもにこやか。これから約40分間、「青の間(Blue Room)」で、現職大統領夫妻が、新しい大統領夫妻と副大統領夫妻を「コーヒー」でもてなすのが伝統。
・午前9時ごろ、オバマ夫妻はホワイトハウス前の宿泊施設「ブレアハウス」を出て、伝統にのっとり、近くの聖ジョン米聖公会教会で礼拝に参列。
ミシェル夫人はレモンイエロー(トウモロコシ色?)にシルバーの花柄ししゅう(?)が入ったワンピースとジャケットのアンサンブル(キューバ系米国人デザイナー、イサベル・トリードの作品だという)。夫妻は手をつないでにこやかな様子。
・就任式のチケットがなくても、就任式の行われる連邦議会議事堂前からワシントン記念碑までまっすぐ続く「ナショナル・モール」に並べば、少しは見られるかもしれない。見られなくても、参加したい。そういう思いから、19日夜からすでに続々と大勢が集まりワクワクしている様子を、CNNが延々と放送。20日早朝までには、議事堂からホワイトハウス周辺の地域は「歴史に参加しに来た」と口々に語る人たちでいっぱい。CNNのキャスターやコメンテーターたちも口々に、「こんなにみんなが期待でいっぱいな就任式は初めて。何党の支持者だろうと構わず、こんなに市民がみんな嬉しそうで楽しそうでお互いのことを気遣っている就任式は初めてだ」と感無量な様子。
・就任式の朝は快晴。
・午後6時、ワシントンもすっかり日没。オバマ夫妻、バイデン夫妻は北庭の閲覧スタンドにずっと立って、ハワイの高校のマーチングバンドなど、各州各地からのパレード参加者を歓迎。音楽に乗って楽しそうではあるが、さすがに寒そうでもある。
遅くなりましたが、就任演説を急ぎ、全文翻訳しました。行進はまだ続いていますが、これでこのリポート更新はいったん終わりにします。
・午後5時55分ごろ、各メディアによると、昼食会で倒れたケネディ上院議員は意識ははっきりしているとのこと。
・午後4時56分、オバマ大統領一家、ホワイトハウス北庭に到着。閲兵スタンドが設置されており、行進全体の到着をここで待ち受ける。
・午後4時53分、バイデン副大統領一家、ホワイトハウス北庭に到着。
・午後4時27分、オバマ夫妻が再び車外に。手をつないで歩き始める。
CNNによると、車列の最先頭を先導しているバスは「ローザ・パークス・バス」と呼ばれているバス。ローザ・パークスさんが人種差別と戦ったバスのレプリカだという(人種隔離が横行していた南部アラバマ州モンゴメリで1955年、バス後部の黒人座席に移るよう運転手に命令されても、当時42歳のローザ・パークスさんはこれを拒否し、逮捕された。これを機に、モンゴメリでバス不乗運動が始まり、これが大きな公民権運動のきっかけとなった)。
・午後4時11分、オバマ夫妻がリムジン車内に戻る。
CNNのコメンテーターは、沿道の左右に連邦政府系の建物が多く並ぶ区間を、シークレットサービスが徒歩用に選んだのではないかという見解。
バイデン副大統領は歩き続けている。満面の笑みで楽しそう。
・午後4時4分、オバマ夫妻がリムジンを降り、歩き始めた。ちょうど議事堂からホワイトハウスへの中間地点ぐらいの、ペンシルベニア通り。前後左右を多数のシークレットサービスに(やや遠巻きに)囲まれながらではあるが、晴れ晴れとした表情で、左右の沿道に集まった支持者に手を振っている。バイデン夫妻もその少し後ろを歩いている。途切れなく、悲鳴のような大歓声。
・午後3時40分、V字列の白バイ隊に先導されるリムジンの車列はペンシルベニア通りを、牛歩のペースで進行中。沿道のあちこちから悲鳴のような歓声。黄色い服のミシェル夫人が車内から手を振っているのは、テレビ画面でも見える。
・午後3時20分、連邦議会議事堂前から、パレード開始。大統領夫妻、副大統領夫妻の前を、マーチングバンドや、独立戦争時代の軍服の鼓笛隊や部隊などが先導。両夫妻はまずはリムジンに乗り、議事堂を離れる。
ちなみに大統領専用のリムジンは最強装備の新車で、シークレットサービスは「The Beast (野獣)」と呼んでいるのだそう。ナンバープレート「USA 1」とある。
・午後2時40分ごろ、オバマ大統領が昼食会の閉会であいさつ。これに先立ち、CNNが「昼食会中に上院議員ひとりが倒れた」と速報していたが、オバマ氏のあいさつ冒頭で倒れたのは民主党のエドワード・ケネディ上院議員だと明らかに。
大統領は議員たちへの挨拶で「みな協力しながら、国民の信託に応えて行きましょう」と。
・午後1時半すぎ、オバマ夫妻とバイデン夫妻が昼食会に到着。ペロシ下院議長の開会のあいさつによると、議会の就任式公式サイトで最多アクセスを獲得したのが、この昼食会のメニューページだったとか。
・午後1時すぎ、議事堂内の「Statuary Hall」で開かれる議会昼食会には約200人が参加。オバマ新大統領の到着を待つ会場の様子を映すCNN映像によると、ジョン・マケイン夫妻はなんと、ラーム・エマニュエル新首席補佐官の隣の席!
・午後1時すぎ、議会内で「オバマ大統領」として初めて署名。ちなみに新大統領は左利き。
・午後12時55分、オバマ新大統領夫妻に見送られ、ブッシュ前大統領夫妻が海兵隊ヘリで連邦議事堂を後に。ブッシュ夫妻はこのヘリでアンドリューズ空軍基地へ向かい、そこから地元テキサスへ帰郷。乗るのはいつもなら「エアフォース・ワン」と呼ばれる大統領専用機だが、このときばかりは「前大統領」なので「Executive One(エグゼクティブ・ワン)」と呼ばれる。海兵隊のヘリも、通常は「マリーン・ワン」だが、このときばかりは「Executive One」と呼ばれる。オバマ新大統領夫妻、バイデン副大統領夫妻はこれから、連邦議会で議会関係者と昼食会。
・午後12時40分ごろ 全員で国歌「Star-spangled Banner」を斉唱。閉会。
・午後12時35分ごろ かつてキング牧師と共に公民権運動を戦ったジョセフ・ラウリー牧師が閉会の祈り。「この山の頂から私たちはこれから降りて行きます。神よ、この友情と仲間意識を持ち続けられますように、家族の連帯を維持できますように」
・午後12時半ごろ、詩人エリザベス・アレキサンダーが新大統領に捧げる詩を朗読。
・午後12時28分、演説終わる。
ひとまず、英語全文はこちらにアップしました。これから急いで日本語訳します。
イスラム諸国やそのほかの国々に友好と協調を呼びかけると共に、「アメリカよ! これから大変な努力が要求されるが、私たちアメリカ人は決して諦めないし、ひるまないし、必ずや歩き続けるのだ」と国民に努力を求める、ある意味で厳しい内容の演説だった。
引用したのがキング牧師でもリンカーン大統領でもなく、ワシントンで、かつその言葉を欠いたのは独立戦争を思想的に支えたトマス・ペインだったのが印象的。
・午後12時6分、就任演説が始まる。
・午後12時5分、オバマ大統領、宣誓。
正しくは、
"I, Barack Hussein Obama do solemnly swear that I will faithfully execute the office of President of the United States, and will to the best of my ability, preserve, protect, and defend the Constitution of the United States."
「私、バラク・フセイン・オバマは、アメリカ合衆国の大統領という職務を忠実に執行し、できる限り最大の努力をして、合衆国憲法を維持し、保護し、守ることを誓います」
——なのですが、「execute the office of President faithfully」と最高裁長官が語順を間違って言ってしまったので、その後に続いて繰り返すべきオバマ氏が「えっ?」という顔で少し笑い始め、仕方ないなという感じで「execute the office of the President of the United States faithfully」と復唱。
・午後12時1分 ホワイトハウス公式サイトもこの時点から、オバマ政権に移行
・正午 CNNによると宣誓を待たずして、正午をもって、「バラク・オバマ大統領」が誕生。
・世界的チェリスト、ヨーヨー・マとイツァーク・パールマン、クラリネットのアンソニー・マギル、ピアノのガブリエラ・モンテロによる演奏。
・午前11時58分、ジョー・バイデン新副大統領が宣誓し、就任。
・午前11時53分、ソウルの大歌手アリーサ・フランクリンが「My Country 'Tis of Thee」を熱唱。これはアメリカ人なら誰でも歌える愛国歌だが、元は英国歌「God Save the Queen (God Save the King)」の歌詞を変えたもの。「God Save the Queen(神よ女王を救いたまえ)」という部分を「Let freedom ring!(自由を鳴り響かせよう!)」と変えているのが、特徴的。
一番の歌詞は「My country 'tis of thee, sweet land of liberty, of thee I sing/ land where my fathers died, land of the pilgrims' pride/ From every mountainside, let freedom ring (私の国よ、あなたのことです。自由の素晴らしい国、あなたのことを私は歌います。父たちが命を落とした土地、ピルグリムたちの誇りの国。あらゆる山々から、自由を鳴り響かせよう)」
・午前11時48分、開会の祈りは、カリフォルニア州オレンジ郡のリック・ウォーレン牧師。「アフリカ移民の息子が最高指導者になれるこの国に生まれて、私たちはなんて幸せなんでしょう。キング牧師はいまごろ、勝利の声を上げているはずです」と。「神よ、私たちをお助けください。私たちはアメリカ人です。私たちは民族や宗教で結びついているのではなく、自由を愛する心で結び付いているのです」。「神よ、お助けください。私たちが謙虚に行動できるように。私たちがもっと公平で平和で豊かな国、平和で豊かな惑星のために皆で努力できるように」と。そしてそこから、「主の祈り」に。
・午前11時43分、「みなさん、次期大統領バラク・H・オバマです」というアナウンスと共に、オバマ氏が入場。議事堂前から約3キロまっすぐに続くナショナル・モールは人と星条旗の海。
・午前11時42分、上下両院院内総務と両院議長が入場。
・午前11時39分、バイデン次期副大統領が入場。
・午前11時36分、ブッシュ大統領夫妻が入場。大統領を迎えるたえの曲「Hail to the Chief」がブッシュ氏のために演奏されるのは、これで最後となる。
・午前11時27分、オバマ夫妻の娘たち、マリーアちゃんとサーシャちゃんがおばあさまと入場。マリーアちゃんは明るい紺のコートに黒いマフラー。サーシャちゃんはピンクのコートにオレンジのスカーフ。
・午前11時21分、カーター夫妻、父ブッシュ夫妻、クリントン夫妻と、元大統領夫妻たちが続いて入場。国務長官となるヒラリー・クリントン氏はビル・クリントン氏と共に入場。クリントン夫妻の入場に大拍手。「クリントン国務長官」は今日にも上院承認される見通しだったが、共和党議員がひとり異議を唱えたため、持ち越しに。
・午前11時11分、元副大統領夫妻たちが入場。アル・ゴア夫妻も。
・午前11時9分、新政権の閣僚予定者たちが入場。
・午前11時3分、宣誓を司式するジョン・ロバーツ最高裁長官が会場入場。
・午前11時すぎ、オバマ氏とブッシュ氏、連れ立って連邦議事堂に到着。控え室代わりの、上院ダイニングルームに。
・午前10時49分、ブッシュ大統領とオバマ次期大統領が連れ立ってホワイトハウスを出て、リムジンに同乗し会場へ出発。
・午前10時45分、「コーヒー」を終え、まず現と新副大統領夫人、現と新大統領夫人、現と新副大統領がそれぞれ2人ずつリムジンに同乗し、議事堂前の会場に向かう。チェイニー副大統領は、「引っ越し作業中に段ボール箱を動かそうとして腰を痛めた」とかで、車椅子。
・午前10時40分ごろ、上院幹部たちが会場に入場。大手術後で療養中のエドワード・ケネディ上院議員の姿も。
・午前10時半、下院幹部たちが議事堂前の会場に入場。続いて各自治体の首長や各国政府のお歴々などが入場。
・午前10時すぎ、招待客が次々と議事堂前の会場に入場。CNNのカメラががとらえた著名人の中には、元ボクシングチャンピオンのモハメド・アリ氏、俳優ダスティン・ホフマン氏、スティーブン・スピルバーグ監督など。
・午前9時55分、ブッシュ夫妻の待つホワイトハウスに、オバマ夫妻が到着。ミシェル夫人がローラ夫人に何か包みのプレゼントを手渡す。両夫妻ともとてもにこやか。これから約40分間、「青の間(Blue Room)」で、現職大統領夫妻が、新しい大統領夫妻と副大統領夫妻を「コーヒー」でもてなすのが伝統。
・午前9時ごろ、オバマ夫妻はホワイトハウス前の宿泊施設「ブレアハウス」を出て、伝統にのっとり、近くの聖ジョン米聖公会教会で礼拝に参列。
ミシェル夫人はレモンイエロー(トウモロコシ色?)にシルバーの花柄ししゅう(?)が入ったワンピースとジャケットのアンサンブル(キューバ系米国人デザイナー、イサベル・トリードの作品だという)。夫妻は手をつないでにこやかな様子。
・就任式のチケットがなくても、就任式の行われる連邦議会議事堂前からワシントン記念碑までまっすぐ続く「ナショナル・モール」に並べば、少しは見られるかもしれない。見られなくても、参加したい。そういう思いから、19日夜からすでに続々と大勢が集まりワクワクしている様子を、CNNが延々と放送。20日早朝までには、議事堂からホワイトハウス周辺の地域は「歴史に参加しに来た」と口々に語る人たちでいっぱい。CNNのキャスターやコメンテーターたちも口々に、「こんなにみんなが期待でいっぱいな就任式は初めて。何党の支持者だろうと構わず、こんなに市民がみんな嬉しそうで楽しそうでお互いのことを気遣っている就任式は初めてだ」と感無量な様子。
・就任式の朝は快晴。
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