スペイン南部、アンダルシア地方といえば白い村。

アンダルシア地方には最も有名なミハスをはじめ数々の白い村が点在していますが、「スペインで最も美しい村」に選ばれたこともあるのが、フリヒリアナ。

白で統一された街並みと、モザイク模様の石畳の小道が調和した美しい景観で知られています。

フリヒリアナへの起点となるのが、美しい地中海の風景で有名なリゾート地、ネルハ。ネルハからローカルバスでおよそ20分で、山々に囲まれた白い村、フリヒリアナに到着します。

旧市街のメインストリートが「レアル(Real)通り」。レアル通りを中心にみやげ物店やカフェ、レストランが軒を連ねているので、宝探し気分でのんびりと歩いてみましょう。

フリヒリアナの村に並ぶ建物は抜けるような白。ここもあそこも白…どこまでも白の世界です。

まぶしいほど白い建物に赤や青といった色鮮やかなドアや花々が彩を添えます。ユニークなドアノブもあちこちに見つかるので、家々の個性を比べながら散策すると楽しいですよ。

16世紀なかば、グラナダを追われイスラム教からキリスト教へ改宗を与儀なくされたムーア人たちがフリヒリアナで反乱を起こしたときの様子が描かれている外壁のタイルにも注目です。

小さな村ながら、入り組んだ路地や階段が張り巡らされたフリヒリアナはまるで迷路のよう。

観光客でにぎわっているものの、過度に観光地化されておらず、人々の日常生活が垣間見える素朴さが残っているのも魅力。

どこを歩いてもゆったりとした時間が流れるフリヒリアナには猫がよく似合います。

旧市街の中心に位置するのがサン・アントニオ教会。やはりフリヒリアナにあっては、教会の外壁も真っ白。アンダルシアの青い空とのコントラストがどこまでも爽やかです。

フリヒリアナで絶対に見逃せないのが、高台からのパノラマ。「エル・ミラドール(El Mirador)」というカフェテラスやその周辺の展望スペースから、村を一望することができます。

村を囲む山々と真っ白な外壁、そして茶色い屋根が織りなす風景はまるで絵はがきのよう。

何代にもわたって受け継いできた住まいを大切にしながら、人々が心豊かに暮らしている様子が伝わってくるフリヒリアナ。

まぶしいほど一面に白の世界が広がるこの村を歩けば、なんだか心まで澄み渡ってくるようです。