超大型ハリケーン「マシュー」は4日、中米カリブ海のハイチ南西部とキューバ東部を相次いで直撃した。上陸時の最大瞬間風速は64メートルに達し、突風と豪雨による被害をもたらした。不気味に発達するハリケーンの姿は、地上400キロ上空を周回する国際宇宙ステーションからもはっきりとらえられた。

 カテゴリー4クラスの非常に危険なレベルに発達したハリケーン「マシュー」は、現地時間4日、ハイチ南西部とキューバ東部に上陸した。

 米国立ハリケーンセンターによると、上陸時の中心気圧は934ヘクトパスカル、最大瞬間風速は64メートルに達した。現在はバハマ北西部に向かって進んでおり、米国本土フロリダ州マイアミに上陸するおそれがあるという。

 米航空宇宙局(NASA)は、5日朝、地上400キロ上空を周回する国際宇宙ステーションからとらえたハリケーンの目を撮影した動画を公開した。

 国連人道問題調整事務所(UNOCHA)によると、2010年に31万人の死者を出した巨大地震(M7)の爪痕が色濃く残るハイチでは、ハリケーンの襲来で市街地がゴーストタウン化し、地震後から避難所暮らしを続ける約5万5000人は、復興中の家屋や建物にまで壊滅的なダメージを与えた。

 世界気象機関(WMO)によると、「ハリケーンは進行速度が遅いため、その被害も甚大で、今後さらに勢力を強めるおそれがある」という。