台風20号は日本に接近することなく、北海道のはるか東で温帯低気圧に変わったが、フィリピンの海上と南シナ海では新たに2つの熱帯低気圧が発生した。

 非常に強い勢力に発達した台風20号は、小笠原諸島近海から太平洋沿岸を北東に進み、13日に温帯低気圧に変化した一方、フィリピンの東の海上では新たな熱帯低気圧が発生し、発達を続けながらフィリピン北部に向かって西寄りに進んでいる。

 また、ベトナムに近い南シナ海でも別の熱帯低気圧が発生し、あす(18日)朝にはベトナムに上陸するとみられている。

 今年は台風1号の発生は7月に入ってからと遅かったが、8月と9月にそれぞれ7つ、10月に2つと相次いで発生。このうち、日本に接近した台風の数は11個、上陸したのは6つで、上陸数を見ると、過去10年間で最も多い。

 気象庁の1981年以降の観測記録によると、台風は発生・接近・上陸ともに7月から10月にかけてが最も多くなるものだが、11月になっても日本に接近した台風があることから、今後も決して安心はできない。