強い台風22号がフィリピンの東の海上に発生し、周辺では現在二つの台風が西へ向かって進んでいる。このうち22号は今後、猛烈な勢力に発達し、フィリピンを直撃するおそれがある。

 気象庁によると、台風22号は17日午前6時現在、日本のはるか南の海上を、フィリピンに向かって時速20キロで進んでいる。中心気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、半径から110キロ範囲では風速25メートル以上の暴風が吹いている。

 22号はこの先も勢力を増して、あす(18日)には、中心気圧が930ヘクトパスカルの非常に強い台風に変わる見込み。その後も発達し続け、20日には猛烈な台風となってフィリピン北部に到達すると予想されている。

 一方、先週13日に熱帯低気圧から変わった強い台風21号は現在、南シナ海を時速25キロで西へ進んでいる。中心気圧は965ヘクトパスカルで、風速25メートルの暴風域を伴いながら、19日には中国南部の海南島を直撃する見込み。いずれの台風も、日本に直接的な被害をもたらす可能性は低いとみられている。

 気象庁によると、10月16日の満月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯には潮位が高くなることが予想される。特に夏から秋にかけての今の季節は、海水温が高い影響で、平常時の潮位が年間でも最も高くなる時期と重なるため、東日本大震災によって、地盤が沈下している太平洋沿岸では、海岸や河口付近の低地で浸水や冠水のおそれがあることから注意が必要だ。