猛烈な寒波によって、今週末にかけて日本列島は広い範囲で冬型の気圧配置が強まり、日本海側を中心に大雪が降っていることから、国土交通省は、大雪や猛吹雪による立ち往生や事故への警戒が必要だとして、ドライバーに向けて緊急要請を行った。

 北日本から西日本にかけての日本海側を中心に、15日ごろにかけて局地的な暴風雪や吹雪など大雪のおそれが高まっている。日本列島の上空約5000メートルには、この季節としては最強クラスといえる氷点下40度以下の寒気が流れ込んでいて、あす14日は太平洋側の平地や関東地方北部山沿いでも大雪となる見込み。

 気象庁によると、あす午前6時までの24時間に予想される降雪量は、多いところで、北陸地方90センチ、東海と関東甲信地方で60センチ、東北地方50センチ、近畿地方40センチ、北海道と中国地方で30センチ。その後、15日ごろにかけて降雪量はさらに多くなると見込まれている。

 このため国交省は12日、「不要不急の外出は控える」とともに、やむをえず運転する場合は、「冬用タイヤやチェーンの装着」を早めに行うようドライバーに求めた。

 昨年1月24日〜25日にかけて北陸地方で降った大雪では、新潟県の長岡市で降雪量が69センチと観測史上4位を記録。国道や県道は路面の圧雪で、長時間の渋滞が発生し、物流が深刻な被害をこうむった。今回、大雪が予想される現場では、国交省の地方整備局が24時間体制で集中的な除雪作業やリエゾンの派遣など、対応を進める方針。