広島ドラゴンフライズは10月16日、山口県周南市のキリンビバレッジ周南総合スポーツセンターで島根スサノオマジック戦と対戦。77−55のスコアで快勝した。

前日の試合を85−87で落とし、連敗すれば首位を行くライバルにそのまま”加速”されかねない状況だったが、終わってみれば佐古賢一ヘッドコーチが「今季一番のゲーム」と総括する、納得の勝利となった。

この結果、開幕から8戦を戦い6勝2敗で広島ドラゴンフライズと島根スサノオマジックが並んだが得失点差により広島ドラゴンフライズはB2西地区で初の首位に立った。

島根スサノオマジックは首位から3位に後退。同じく6勝2敗の熊本ヴォルターズが2位に浮上した。


第1クォーターで、ほぼ勝敗を決するという広島ドラゴンフライズにとっては理想的な展開になった。

22−6のスコアが示すとおり、「ディフェンスのプレッシャー、オフェンスでの切り替え」(佐古ヘッドコーチ)を徹底することで、前日の悪い流れを一気に断ち切った。

「広島の…、プレッシャーや気迫に我々はものすごくフラットにゲームに入ってしまいました。ディフェンス面で相手に簡単にやりたいことをやらせて、昨日より激しいディフェンスをやらせ、落ち着いて自分のバスケットがやれませんでした」(島根スサノオマジック・勝久マイケルヘッドコーチ)

第2クォーターに入るとダニエル・ディロンのスリーポイントシュートや鵤誠司の鋭いドライブなど、多彩な攻撃で得点を重ね、さらに第3クォーターはキャメロン・リドリーが攻守に渡って持ち味を存分に発揮。

第3クォーターを終えた時点で60−39、21点差をつけたことで第4クォーターは開幕から大きな負荷のかかっている鵤誠司を休ませ、北川弘やダニエル・ディロンがゲームをコントロール。80得点には届かなかったものの、失点の方は前日より32点も低く抑えて「土日連勝」を目論んでいた島根スサノオマジックに”強制終了”をかけたかっこう。コナー・ラマートの6リバウンドも光った。

広島ドラゴンフライズは10月22日、23日に鹿児島レブナイズとアウェーで対戦して B2西地区5クラブとの一巡目の対戦を終える。「その時に首位にたっていられるように…、でもこの先はまだ長い」と佐古ヘッドコーチ。


首位をキープして、どこかのタイミングで首位独走の形に持っていく、そうすればその先に「1シーズンで B1昇格」の夢が開けてくる。

広島ドラゴンフライズ77-55島根スサノオマジック
1Q:22-6
2Q:15-20
3Q:23-13
4Q:17-16
会場:キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター
今シーズン成績:6勝2敗
入場者数:1072人

【スターター】
広島:#5山田大治、#7坂田央、#18鵤誠司、#24田中成也、#55キャメロン・リドリー

島根:#5山本エドワード、#31高畠佳介、#44栗野譲、#50ウェイン・マーシャル、#55横尾達泰

【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#21コナー・ラマート14点
#18 鵤誠司12点
#55キャメロン・リドリー9点
#坂田央9点

◆リバウンド
#21コナー・ラマート 6リバウンド

◆アシスト
#18鵤誠司3アシスト

島根スサノオマジック
◆得点
#32安部潤13点
#00ジョシュ・デービス12点
#50ウェイン・マーシャル12点

◆リバウンド
#00ジョシュ・デービス7リバウンド
#42ライアン・リード5リバウンド
#50ウェイン・マーシャル5リバウンド

広島ドラゴンフライズ・佐古賢一HC 今日は全てが第1Qに詰まっていた。ディフェンスのプレッシャー、オフェンスでの切り替え、昨日から今日への修正点として、ビッグマンのリアクションと、しっかりとリバウンドに絡んでいくという部分が第1Qで全てうまくいった。相手のスピードとタイミングに対して選手が上手くアジャストできた。選手がベンチのやりたいことを上手く表現してくれた。昨日と比べて#18鵤の周りのビッグマンの動きがとてもよく、オフェンスリバウンドやシュートフォローがしっかりできていたので、鵤も思い切ってレイアップを打っていけたのではないか。まだまだ準備不足な面もあるが、選手が12名揃っているので、去年の序盤に比べればチームの状態は良いと思う。来週も気を引き締めて、戦っていきたい。

同・朝山正悟主将 昨日の悔しい敗戦のなかで、しっかりと気持ちを切り替えて望みましたが、今日はディフェンス面など自分たちのいい部分が出たゲームだったと思う。ただ今日が良かっただけに、やはり昨日のゲームがキャプテンとしてもっと出来たのではないかと悔やんでいる部分もある。もっと普段の練習から、佐古HCから求められること、自分達に求められるものを、もっと徹底して考え、ゲームで徹底して表現していけばステップアップしていけると思う。なによりチャンピオンになるチームはディフェンスが崩れないので、我々もシーズンを通して崩れないディフェンスをしっかりと今の時期から築いていく必要がある。

同・鵤誠司選手 昨日と違って今日はスタートからディフェンスもオフェンスも自分たちのプレーが出来たことが今日の勝因だと思いますし、何より40分間最後までディフェンスを継続できたことが良かった。昨日は頭で考えすぎていた部分を、今日は気持ちを全面で出したことでいい結果につながった。