デビュー30周年を迎えた女優で歌手の酒井法子(45)が22日、東京・ディファ有明で16年ぶりとなるコンサート「30th ANNIVERSARYコンサート」を開いた。

 男性ファンの「のりピー」のかけ声のもと、アイドル時代そのままの美脚を見せつける白のミニワンピースで登場した酒井。「みなさ〜ん、いよいよ今日という日が来てしまいました。いや〜緊張する〜。16年ぶりですよ」と満面の笑みを浮かべて、あいさつ。

 「今日の会場はプロレス・ノアの聖地と言われてますが、ディファは英語で『異なる』の意味です。今までと違う新しいステージを開きたいという思いです。一夜限り、今宵限りのコンサートだ〜」と叫ぶと、1曲目、デビュー曲の「男のコになりたい」を披露した。

 その後、「のりピー音頭」では観客に「今日はお祭りなんで、皆さん踊らされちゃって下さい」と呼びかけ、「よろピクピク〜」と、のりピー語も復活した。

 後半直前のMCでは「私がこのステージに立てているのも、一人一人のファンの『酒井をこのステージに帰してあげたい』という気持ちのおかげです」と真剣な表情で話し、「遅くなっちゃったけど、ただいま!」と続け、大声援に包まれると、「ありがとうございます」と頭を下げた。

 09年、覚醒剤取締法違反(所持、使用)で有罪判決を受け、12年11月に芸能界復帰。復帰後3年半を経て、今月21日にアルバム「The Best Exhibition」を発売した酒井。

 この日は、このアルバムに収録された30曲すべて披露。「今日のこの日が来るまでドキドキしていましたが、こんな温かい時間が来るんだな、生きてて良かったなと思います」と明かすと、満員の会場は「のりこ〜!」の大合唱に。その声を制し、「泣いちゃうから…。今日は最後まで泣くつもりないから」とかすれ気味の声で言うと、代表曲「碧いうさぎ」を手話付きで歌い上げた。さらにアンコールの最後の曲「明日へつづくラストシーン」では「みんな大好き〜」と叫ぶと、ついに大粒の涙をこぼした。

 終演後、ミニスカート姿で報道陣に囲まれると「45歳にもなって、16年のブランクがあるのに、あの頃の空気に戻って、うっかり(ミニを)履いてしまいました」と、のりピー・スマイル。この日、駆けつけた長男から本番直前に「頑張れ」というメールを受け取ったことを明かし、「本当に16年って長いですね。(芸能生活の)半分以上、コンサートできなかったってことですからね」と感慨深げにポツリ。

 「16年間、いろいろなことを学ばせていただきました。いろいろなことがありましたけど…。でも、歌を歌えるとは思えなかったのに、今日のように歌えるのは奇跡みたい」と真剣な表情で話すと、「こんな私を支えて下さって、本当にありがとうございます。また、(ファンの)皆さんに会えるように頑張りますのでよろしくお願いします。本当に今日はマンモスうれピー!」。最後はノリピー語と、とびきりの笑顔で締めた。