東京都の小池百合子都知事(64)は23日、都庁で定例会見を行った。築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で、近く、移転計画当時の東京都知事で作家の石原慎太郎氏(83)や、都中央卸売市場の歴代市場長への聞き取り調査をする可能性があるとした。

 21日にブラジル・リオデジャネイロから帰国した後、都の担当職員から豊洲市場の盛り土問題について報告を受けたが「まだ物足りない。詳細な説明が必要」と再提出を命じた。都議会が始まる28日までに最終報告として提出される見通し。

 この日の会見で小池氏は、石原氏らへのヒアリングについて「最終報告を見ても足りなければ、直接聞くことがあるかもしれない」と答えた。問題解決へ見通しが立たない中、両者の面談が実現する見通しが強まった。

 石原氏は21日、文書で「多大な混乱や懸念を生じさせ、申し訳なく思っております」と謝罪。さらに取材に応じ、小池氏との面会に対し「もちろんいつでも会いますよ」と応じる考えを示している。