◆天皇杯3回戦 神戸3(PK5―3)3山形(22日・神戸ユニバー記念競技場)

 J2モンテディオ山形は、J1神戸にPK戦の末、敗れた。0―2の後半に一時は同点に追い付き、元日本代表FW大黒将志(36)のゴールで勝ち越したが、リードを守れなかった。J3のグルージャ盛岡は1―2でホンダFC(JFL)に競り負けた。1点を追う後半14分、FW梅内和磨(25)のPKで追いついたが、2人の退場者を出して終了直前の後半ロスタイム(49分)に勝ち越しを許した。

 山形が最後に力尽きた。延長前後半を終えて3―3と決着が付かず、もつれ込んだPK戦。3人目・DF田代真一(28)のシュートが相手GKの好セーブに阻まれて致命傷となり、背番号2は「責任を感じる」と唇をかんだ。

 それでも、格上の神戸をあと一歩のところまで追い詰めた。0―2で迎えた後半、途中出場のMF松岡亮輔(31)が古巣を相手に奮闘。20分にFWディエゴ(32)のPKにつながるファウルを誘うと、29分には一時は同点となる右足シュート。35分には大黒の左足弾で勝ち越し、“ジャイアントキリング”が見えた。

 しかし、ロスタイムの後半48分にCKから同点とされ、勝ちきれなかった。石崎信弘監督(58)は「まず、CKにさせたのがまずかった。終了間際、残り1分での集中というところですね。それでも(一時は)逆転までよく戦ってくれた」と振り返った。

 2014年度の大会で準優勝するなど強さを発揮してきた天皇杯だが、4年ぶりに16強進出を逃した。25日にはリーグ戦のアウェー・熊本戦が控える。「(この日のように)やり続けられれば」と、公式戦81日ぶり得点の大黒。田代も「次に向けて頑張る」と前を向いた。(竹内 竜也)