◆ソフトバンク2―5日本ハム(22日・福岡ヤフオクドーム)

 長いトンネルから抜け出した。有原が6回2失点と好投。7月22日にリーグ最速タイで10勝目を挙げて以来の11勝目を挙げた。「絶対に勝とうという気持ちで投げました。本当にうれしいし、ほっとしました」。自身の連敗を6で止め、天王山の連勝へ導いた。

 原点回帰したことで好循環を生み出した。この日は「基本に戻って強く腕を振ることを意識した」と、序盤から最速150キロを計測した直球に力があった。初回2死、中村晃にソロを被弾したが、1点リードの4回無死二塁ではフォークを決め球に3者連続空振り三振。「初回から直球をたくさん投げたことでフォークが低めに決まった。勉強になりました」と胸を張った。

 前夜のチームの勝利は、ホテルの自室のテレビで見届けた。「チームが一丸となって、みんな必死に戦っていた。自分もそういう気持ちでいこうと思った」。決戦の朝には初戦の勝利投手の大谷から「つなぎましたよ」とバトンを託された。覚悟を決めて臨み、最高の結果を出した。

 前回14日のオリックス戦(札幌D)では6回途中8失点KO。不安視する声もあったが、栗山監督はローテーションの再編をして起用に踏み切り「悔しい思いをしていたけど、乗り越えないといけなかった。ずっと待っていた」と喜んだ。有原は「内容的には反省することもあるけど、今日は勝つことができたのでよかった」。勝ち星はチームトップ。先発の軸、有原が復活した。(後藤 亮太)