◆ドジャース9−3ジャイアンツ(21日、ロサンゼルス)

 海を渡った同学年コンビが21日(日本時間22日)、そろって自己最多記録更新だ。ヤンキースの田中将大投手(27)は敵地でのレイズ戦に先発し、メジャー自己最多の14勝目(4敗)。3回に日米通じていずれもプロ初となる3者連続アーチ、1イニング4被弾を喫したが、立て直し、防御率も3・07でア・リーグトップを死守。ドジャースの前田健太投手(28)は本拠のジャイアンツ戦で5回3安打2失点。日米通じて自己最多で日本人メジャー1年目最多タイとなる16勝目(9敗)を挙げた。

 ホッとした表情で、前田は勝利の儀式に加わった。5回2失点で先発の役目をこなし、メジャ1年目の日本投手では4年前のダルビッシュ(レンジャーズ)に並ぶ16勝目。球団記録にも79年R・サトクリフにあと1となり「勝ち星が付くのは、投手にとってうれしいこと。チームに助けられながら16勝できた」。宿敵ジャイアンツ戦3戦3勝で地区優勝へマジックも5となり、笑顔が止まらない。

 立ち上がりは初めて組む捕手ルイーズと呼吸が合わず、5球連続ボール。捕逸も出て無死二塁から2番パガンに右前に運ばれ、わずか9球で先制を許した。だが、その後は立ち直り、初回には自らも今季4打点目となる適時打を放って一挙5点。打線は3回までに8得点と畳みかけ、広島時代に2度、マークした15勝をメジャーで超えた。

 チームただ一人ローテーションを守り、広島時代も1度(11年31先発)しかない30試合目の先発。これにより総額500万ドル(約5億円)、160イニング突破で200万ドル(約2億円)をゲット。契約金を含め400万ドルの年俸が、ローテーションを守り続けたことで1115万ドル(11億1500万円)となり、メジャー5年目のダルビッシュ(レンジャーズ)の今季年俸1000万ドルをも上回った。(盆子原 浩二)