箱根駅伝(2、3日)で完全優勝し、史上初の大会3連覇と年度3冠を同時達成した青学大のエース一色恭志(4年)、10代マラソン日本最高記録(2時間11分34秒)保持者の下田裕太(3年)らが13日、千葉・富津市でOBの「3代目・山の神」神野大地(23)=コニカミノルタ=とマラソンに向けた合同練習を行った。歴史的快挙を成し遂げてから10日。大学駅伝界の最強チームは箱根より高い山を目指して、走り出した。

 青学大のマラソン合宿はこの日から千葉・富津市でスタート。初日に32・195キロ走。中1日置いて最終日の15日には42・195キロを走り込む。2泊3日と短期だが、中身は濃い。参加は4選手。下田と中村祐紀(3年)が東京(2月26日)、一色がびわ湖毎日(3月5日)、小田俊平(4年)が静岡マラソン(同)に出場する。母校の合宿に一部合流し、後輩たちと互いに刺激し合ったOBの神野は来季以降、マラソンに初挑戦する意向という。さらに松蔭大時代に関東学生選抜(現関東学生連合)として4年連続で箱根駅伝に出場した梶原有高(28)=厚木市陸協=も参加。青学大の原晋監督(49)は「若手のジャパン合宿と言っても過言ではない。この中から、かつての瀬古利彦さん(現DeNA総監督)のような世界と戦える選手を2020年東京五輪に送り出したい」と意欲的に話した。

 大会V3&年度3冠を目指して、自身9度目の箱根駅伝に挑んだ指揮官は「サンキュー大作戦」と銘打って偉業を達成。自ら「日本陸上界の「劇薬」という異色の指揮官は「今季のマラソンは『サンキュー大作戦パート2』で臨みます。駅伝ファンに加えて、マラソンファンも感謝して、選手は走ります」と新たな作戦名を掲げて、さらなる飛躍を誓った。