中日・田島慎二投手(27)が“火の玉ストレート超え”で抑えの座を守る。

 鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウィング」で自主トレを行い、直球の回転数が昨季より1秒間につき5回転多い毎秒48回転に達していることが判明。同施設の小山裕史代表(60)は「打者の手元で(伸びが)スゴいですよね。(過去に)山本昌君の52回転が話題になりましたが、藤川球児君(阪神)のMAXが46回転です」と絶賛した。

 藤川は全盛期、浮き上がるような最速156キロの直球を“火の玉ストレート”とたたえられた。一般的にボールの回転数が多く、回転軸が垂直に近いほどボールに揚力が働き、初速と終速の差が少なくなるため、打者目線では「伸びている」「ホップしている」と映る。小山代表は田島の直球について「回転軸がサイドスローにありがちな横回転じゃない。縦回転になっている」とも付け加えた。

 昨季の最速が150キロだった田島自身も「強い真っすぐは意識している。(現在の)実感としても軽く投げようとしているのに、いい形で腕が走っちゃってる」と順調な調整ぶりに納得の表情を見せる。

 昨季は開幕31試合連続無失点の日本記録をマークしたが「去年できたからといって安心してない。できるかどうかじゃなく『やるんだ』という気持ちでやらないといけない。9回を任せてもらえるようにキャンプでアピールしていかないと」。剛球のタジ魔神が、今季も最終回のマウンドに君臨する。