第95回全国高校サッカー選手権で初優勝した青森山田が13日、青森市内の同校とショッピングセンター(SC)で優勝報告会を開催した。

 昨年12月の高円宮杯U―18チャンピオンシップに続き、大会史上最北端での優勝を飾ったチームは同校では1154人の中学、高校の全校生徒、SCでは500人を超えるファンに祝福された。黒田剛監督(46)は、来季についてDF小山内慎一郎(2年)を主軸に挙げ、連覇にチャレンジしていくことを誓った。新チームは14日から始動する。

 大きな拍手と大歓声を受けると、快挙を成し遂げたイレブンの顔もほころんだ。学内報告会では中、高の全校生徒、その後に行われた報告会では500人を超えるファンで埋め尽くされた会場に黒田監督は「徐々に実感が湧いてきました。築き上げた実績をさらに積み上げられるように、また頑張っていきたい」と新たな決意を語った。

 連覇への挑戦は14日の練習からスタートする。先発メンバーで残るのは小山内とMF郷家友太(2年)の2人だけ。黒田監督も「私も優勝するまで(監督就任から)22年かかった。簡単ではない挑戦。一からチームを作らないといけない」と気を引き締めた。新主将の決定は4月の予定。その中で指揮官が期待するのはDF小山内だ。

 今大会全5試合で先発出場。DF橋本恭輔(3年)とセンターバックを務め、2失点に抑えた。小山内は「僕の中では(優勝した)今が最強。超えるは難しい」と恐縮するが、橋本と組んだことで“守り抜く気持ち”、高校総体、選手権と2大会連続で得点王に輝いたFW鳴海彰人(3年)から“闘争心”を学び、自らを成長させてきた財産がある。「僕らも埼玉スタジアム(決勝)に行けるよう一日一日を大切にしたい」と力を込めた。

 青森は寒波の影響で、大会から帰郷した10日夜から雪が続いている。新チームは休むことなく練習を始めるが、小山内は「どんな天候でもグラウンドで練習です。僕らはこの練習に耐えてきたから強くなれた」とお構いなし。豪雪地帯のハンデを力に変えたイレブンは、原点を大切にして再び頂点へ挑む。(遠藤 洋之)